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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2007年1月 生活記録(1期生 太田 琢磨)[2007年02月01日(Thu)]
 寒い寒いと聞いていたロチェスターの冬であるが、なぜか年始年末はとても温かく快適に過ごすことができた。今年の年越しはニューヨークのマンハッタンへ行き、日本で通っていた大学の先輩とマンハッタンで年を明かした。長い間の滞在ではなかったが、アメリカの年始年末を楽しむことができた。

 1月6日からは大学が再び始まった。12月の緊迫感のない雰囲気ではなく、学生たちも従来の緊迫感が戻ってきたようで、みな忙しそうに勉強をしています。私のクラスでも、新しい課題が与えられ、現在はその課題の完成に向けて、英作文を書いているところです。

 そんなさなか、RITで大事件が起こりました。日本でもニュースで流れていたのでご存じの方も多いと思うのですが、大寒波のため学校が一日臨時休校になってしまったのです。原因は、氷雨(Freezing Rain)です。木々は氷で覆われ、駐車場に止めてある車は、まるで透明なペンキをかけたようにきれいに凍りついていました(写真は、期末レポートに掲載いたします)。道路も完全に氷で覆われ、もし滑って転んだ場合、多くの学生がけがをする可能性が高くなります。そのため学校側は、大学を閉めざるを得なかったようです。911の時ですら休みにならなかった大学が休みになったということで教職員は困惑し、学生も外に出ることができないため寮の中で退屈そうに過ごしていました。後日教員に聞いたしたところ、RITが休校になったのは26年ぶりだとおっしゃっており、大寒波が大学に与えた衝撃はとても大きかったのだと感じています。

 その後、温度が一変し毎日のように氷点下の日々が続いています。また、毎日雪が降り積もり、あたり一面銀世界が広がっています。現在ではおよそ50センチほどの雪が積もり、いよいよロチェスターの冬に突入したのだと感じます。夜になるとどこからか学生がそりを持って集まってきて、小高い丘から歓声を上げながら冬を楽しんでいるようです。
 先日、インターンシップ先の上司からは、”Welcome to Rochester". という、ありがたい(?)お言葉をいただきました。

 2月からは、カルフォルニアへの訪問調査と期末テストが待ち構えているため、気を抜かずに研修を進めていきたいと思っています。
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