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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2013年2月生活記録(第4期生 福永梢)[2013年03月18日(Mon)]
論から実践へ:その1

  カウンセリングと聞くと、イスにカウンセラーが1人座っていて、1人のクライアントとやりとりをするイメージが最初に浮かぶかもしれない。実際は、いろいろな人数の組み合わせがある。カウンセラー1人にカップルや夫婦だったり(ペアカウンセリングPair Counseling)、1〜2人のカウンセラーに3人以上のクライアントだったり(集団カウンセリングGroup Counseling)する。
  集団カウンセリングのクラスで実際にやってみようということで、30分間の簡単なものをした。まえに教育を専攻していたときの経験のおかげで、目標設定、指導計画、計画実施はわりとすんなりできた。ただわたし1人でやるのではなく、クラスメイト1人とペアになってすべてをやるだけで、かなり違った。ペアでやることでよりいろんな視点がもてるし、どちらかがど忘れしたり行き詰まったりしたとき助け合うことができる。とにかくコミュニケーションと関係づくりが大事だと感じた。また、生徒が人を中傷したときの対応について話し合う機会にもなった。原則として、カウンセリング中はすぐさま差止めてルールを再確認し、終わったあと個人的に話を聞くことを教わった。このほか、発達年齢に合わせたルールを考える練習もした。ピアジェやエリクソンの認知発達段階論、言語発達の研究で示されていることなどがとても参考になった。倫理規定も含め、今まで習ったことがこうして現場につながっていくんだなあ〜ととても感動した。

winckle heart.jpg

↑模擬カウンセリングで用いた「The Wrinkle Heart Activity」
カウンセリング学部事務室に飾られましたぴかぴか(新しい)


年ぶりのカリフォルニア

  JASSの遠隔指導企画のお手伝いをしに、カリフォルニアへ行った。行きたい行きたいと思い続けて、3年。青い空、ヤシの木、広々としてすがすがしい空間がすべてなつかしくて、カリフォルニアは私にとってアメリカ版の故郷だと改めて思った。大変お世話になったナンシー先生だけでなく、少ししか話していない先生やカウンセラーまで私のことを覚えて下さってとてもうれしかった。こうしてお世話になった方々に前より成長した自分を見せることができるのは本当に幸せなことだと思う。

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