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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2013年1月生活記録(第4期生 福永梢)[2013年02月21日(Thu)]
Hello School days!

 2013年春学期はこれまでと大きく違う。1つは少人数クラスになったこと。今学期はおとなりさんがいない身内だけのクラスのみである(おとなりさん=メンタルヘルスカウンセリング学科、身内=スクールカウンセリング学科)。新入生から2人、同期から2人の4人と、ずいぶんこぢんまりになった。やりとりの機会が増える分、それぞれの考え方、その裏にある理由や背景を知るチャンスが増えるので、それはそれで楽しみである。卒業するまでの間たくさんやりとりをして、 成長させてもらおうと思う。

 違うこと、その2つ目は遠い親戚へおじゃますること(遠い親戚=ソーシャルワーク学部)。次の学期から本格的な実習が始まるので、ろう・難聴児教育に影響するアメリカの法律・政策になじもうというのが目的である。ところが「ちょっと知っとくか」と思っていたものが、「とことん分析しましょう」だった。ちょっと後悔しかけたが、法律や政策の分析もできるようになれば人権を守る手段が増える。スクールソーシャルワーカーの視点がわかれば、互いの強みを活かして問題に取り組める。特典が見えてきたら、おもしろくなってきた。とことん楽しみたい。

 最後に一番大きく違うこと。実習である。正確には「前」実習。本格的な実習に備えて、アメリカのろう学校の体制、ろう学校に通う生徒の様子などを把握するのが目的である。これは通常カリキュラムにはない。カウンセリングは人と向き合う仕事である。留学生で言語力が足りなかったりアメリカの常識に疎かったりするために起きるリスクを少しでも減らしたくて、学部長と学科長に相談してついに叶った。改めてうちの学部の強いサポートをとてもありがたく思う。朝5時半に起きて1時間半運転するに値するほど学びがいがあって、逆に活気づけられる。

長期休みのあと学校がまた始まるとき、英語では「Welcome back to school days!」と言う。わたしは敢えてHelloを使って、新しい経験、新しい発見、新しい自分に出会うことへの期待を込めたい。

20130125_171814.jpg

↑今年はどーんと積もる雪はない分、雪がちょこまか降るような気がする
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