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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年12月生活記録 第7期生 川口聖[2013年01月16日(Wed)]
新年おめでとうございます。おかげさまで、秋学期に受講したクラスの全てを履修して、春学期に進級するための試験にも合格することができました。多くの方々からご助力をいただいてのことなので、厚くお礼申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導ご応援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

WH_Xmas.JPG
(ホワイトハウスとクリスマスツリー)

☆かきかき
これまで言語学の基本を学んできて、言語学とは何か少しずつ見えてきた。学び方としては、音韻論とは規則性を見つける、生成文法とは徹底した演繹法で規則性を検証する、認知言語学とは規則性を作るという感じになっている。つまり、言語を道具とたとえてみれば、音韻論は道具の使い方、生成文法は道具の作り方、認知言語学は道具とそれを使う人の心との関わり方、というような学び方の違いがある。具体的に言えば、手語においては、手の形、向き、位置、動きなどがどうなっているかを分析するのが音韻論、手語表現するときの手語単語がどのような並べ方になっているかを分析するのが生成文法、手語を使うときの頭の中はどうなっているかを分析するのが認知言語学である、と思っていいだろう。歴史的には、音韻論が一番古くて、生成文法は1950年代、認知言語学は1970年代にできた学問である。秋学期は、主に英語を使っての分析手法を学ばせていただいたが、春学期からはASLについても細かく知ることになるので、すごくお楽しみである。

FW_Rodeo.JPG
(フォートワースのロデオショー)

☆もやもや
秋学期最初のクラスで教わったにもかかわらず、今もなおうやむやになっているところが残っている。それはPrescriptive Grammar(規範的な文法)とDescriptive Grammar(記述的な文法)との違いについてである。Prescriptive Grammarは、主に学校や親などから教わった文法を指すが、Descriptive Grammarは、自然な会話のなかでできた文法を指す。ここまでは理解しているが、具体的にどういう例文があるかとなると、まだ見えてないのである。日本語においては、ら抜き言葉はPrescriptive Grammarとしての間違いとなるが、Descriptive Grammarとしての間違いにどういう例文があるかわからない。日本手語においては、手話講習会やNHK手話ニュースなどで使われる手語はPrescriptive Grammarとなるが、Descriptive Grammarとしてはどういう手語表現のしかたになるかわからない。言語学として分析するのは、Descriptive Grammarのほうであり、それらの違いを知ることは重要なのである。今後も、英語やASLのいろんな例を学んでいくことになるので、それらと比較しながら、日本語や日本手語にどういう例があてはまるかを知るのも、すごくお楽しみである。

HNY_Dallas.JPG
(ダラスでの新年祭)
12月下旬、テキサス州をドライブ旅行した。寒いワシントンDCを避寒するつもりだったが、テキサスもワシントンDC並みに寒かった。でも、メキシコ国境に近いSouth Padre Island辺りだけはもう春に入っているかのようで暖かかった。Houston、Big Bend National Park、El Paso、Austin、Fort Worthなどをまわって、Dallasで新年を迎えた。Dallasと言えば、日本でもよく知られた歴代アメリカ合衆国大統領の一人、John F. Kennedyが暗殺されたところである。ちょうど50回忌になるので、ダラスの新年花火で祝った。
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