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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年11月生活記録 第7期生 川口聖[2012年12月18日(Tue)]
毎日のように低空飛行するヘリコプターをよく見かける、ワシントンDCでは、しんしんと冷える時があれば、上着を脱ぐほど暖かい時もある、夜に雨が降る時が多くなっているなど、冬らしい季節に入っている。

Happy_Holidays.JPG
(Happy Holidays)

☆てくてく
アメリカに来てから1年4ヶ月、日米文化の違いを実感してきて、その違いについて、これまで言語学を学んできて思うこともあって、説明したい。
Aスタイル:まず1か2歩進んで、1歩下がるか否かのスタイル
Mスタイル:まず1歩下がって、1か2歩進むか否かのスタイル
アメリカ文化とアメリカ英語はAスタイルのほうが目立っていて、日本文化や日本語はMスタイルが目立っているという感じである。つまり、Aスタイルの人は、まず自分のことを考えて、失敗するまでどんどん進むが、Mスタイルの人は、まずまわりを見てから、腰が重い程に進むというイメージである。また、Aスタイルの人は、Mスタイルの人からみれば、生意気とか、失敗が目立つなど見られる反面、Mスタイルの人は、Aスタイルの人からみれば、何を考えているかわからないとか、失敗をなかなか認めないなど見られている。言語においても、英語はまず主語が必要だが、日本語では主語をぼかすことができるなどの違いがある。日本人にとっては、Aスタイルのほうがかっこいい、Mスタイルはマイナスイメージがあると思いたくなってしまうが、日本の工業技術が世界一とか、おもてなしという接待術があるなどは、Mスタイルの面があってこそできることであり、どちらにも一長一短があるのです。ちなみに、AスタイルのAとはオートマチックのA、MスタイルのMとはマニュアルのMと、もじった。オートマチックはアクセルを踏むだけで進めるが、マニュアルはクラッチも踏まないと進まないというイメージに似ているなと思ったからである。

Library_Books.JPG
(図書館の日本手語コーナー)

☆ひらひら
クラスメートは11人、そのうち4人がろうの人(難聴者も含む。9月生活記録では5人と報告したが、難聴者と思っていた人が聴者と判明した)ですが、クラスにおいては、教授も含めて、全員がよく手をひらひらしている。聴者の教授なのに、聴者のクラスメートは教授を呼ぶために、手をふるのです。日本だったら、ろうの人も来る手話サークルの聴者達や、ろうのイベントに来る手話通訳者などにもよくみられているとおり、聴者同士には必ずといっていいほど、声で呼び掛け合っている。しかし、こちらのクラスでは、義務という感じが全然なく、聴者が無理にして、ろうの人のふりをしているわけでもなく、全く声なしの世界になっている。ギャロデットならではの文化であるが、ろう文化に打ち解けることができる、懐の大きさもあってこそでしょう。

Library.JPG
(10年後には消える予定のLibrary)
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