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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年10月生活記録 第7期生 川口聖[2012年11月21日(Wed)]
こちらワシントンDCでは、ハロウィーンのお化けの代わりに、ハリケーンがやってきた。ニューヨークのほうで大災害となったそうですが、こちらでは強風で、近くに木が倒れたぐらいでした。秋学期が終わるまであと1ヶ月位、朝の気温が5度近くまで下がるなど、本格的な冬に入りつつある。

Thanksgiving.JPG
(11月第4木曜日、感謝祭、アメリカ合衆国とカナダ(10月第2月曜日)だけの休日)

☆たじたじ
これまで言語学の基礎知識というものを学んでいるが、想像を超えたカルチャーショックのようなものを受けた。やはり、英語と日本語は違いすぎるとか、ASLの言語学研究がすごく進んでいるなど、感じたからです。例えば、音韻論において、英語の発音のしかたは仏語やイタリア語などの影響を受けて、かなり複雑になっているが、日本語には多くの外来語があっても、発音のしかたは日本語のルールに合わせているなど、英語と日本語に似たところが全くない。生成文法においても、英語とヨーロッパ諸国の言語とは似たようなところがあるが、英語と日本語は全然違うのです。また、ASLについては、言語学研究によって、さまざまな規則性が見えているため、日本手語も含めて、言語学研究がまだすすんでいない手語と比べて、言語表現のしかたがはっきりしているのです。

LIN40years.JPG
(言語学部はギャロデット大学院のなかでは古いほう)

☆うむうむ
新入生必須クラスとして、9月から11月まで月1回ずつ、「文化と言語のセミナー」も受講した。大学院新入生150人ほどが一堂に集まって、ギャロデット大学における独特の文化やバイリンガル環境について学ぶ内容である。つまり、ろう文化や、手語と英語のバイリンガル環境のなかで、私たちは何をするべきか、例えば、手語が堪能な人だけ固まってよいか、構内で手語を使わない人を見かけたらどう対応するか、手語を卑下するようなことがあったらどう対処するかなど、講義を受けて、グループディスカッションをしながら、心構えみたいなことを気付かせていただいた。小生としては、同じものを求め合うより、違いを認め合うのは難しいけど、文化や言語などが違っても、自分本位で干渉しようと考えないで、まずは敬意を払うことが何よりも肝要ではないか、と思ったものです。そのうえに、マジョリティーとマイノリティーとの関係においても、マイノリティーがマジョリティーの中に埋没されないよう、注意を払うことが大切だとも言えるのです。

Gallaudet_150F.jpg
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(ギャロデット大学創立150周年記念祭のお知らせ)
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