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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年9月生活記録 第4期生 武田太一[2012年10月03日(Wed)]



 残暑がかなり続くかなと思っていたが、一気に冷え込んできて家では暖房をつけるようになったボストンである。相変わらず天候の話ばかりであるが、今年の冬の雪はどうなるか今から不安である。車で30分ほどの距離にある聾学校で勤務しているので、雪道の運転を今から覚悟しておいた方が良いかもしれない。

●聾学校での勤務
 聾学校での勤務が始まった。自分が配属されたクラスは小学部4−5年の重複クラスで6名の生徒が在籍している。教員は2名、アシスタントは自分を含めて3名なので、ほとんど1対1で対応出来る体制となっている。生徒たちは自閉症、ADHD、脳性まひなど様々な診断がなされている。個々が持っている学習スキルやソーシャルスキルは多種多様で、時には手を焼くこともある。しかし毎日生徒たちと共に楽しく過ごしながら学習している。

2012-09-14 10.29.56.jpg

課外学習で見かけたキノコサーチ(調べる)


●秋学期
 この秋学期は5クラスを受講している。このうち2クラスは半期制で前期と後期に分かれているので、実質的には1週間に4クラスを受講していることになる。月曜から木曜まで聾学校での勤務を終えた後、大学に向かいクラスを受けている。受講しているクラスは以下の通りである。

SE706 Introduction to Special Education/特別支援教育入門
 アメリカにおける特別支援教育の歴史や法律、障害種別(知的障害、視覚障害、聴覚障害、学習障害、身体障害など)における特徴について学んでいくクラスである。

SE504 Introduction to Early Childhood Disabilities/幼児障害入門
 0−5歳の障害児におけるサービスなどについて学ぶクラスである。アメリカの個別障害者教育法において0−2歳は保健局の基で個別家族サービスプラン、3−5歳は教育局の基で個別教育プランを提供している。クラスではそのプランの提供にいきつくまでの流れ、サービスの内容などを学んでいる。
(このクラスが半期後には重度障害入門へと移行する。)

DE691 Advanced Seminar: Learning and the Deaf/修士論文
 修士論文と科目をつけたが、研究論文のような形ではなく、与えられた課題とデータを基に自分なりに批評して執筆するクラスである。おそらく自分はアメリカ手話における手型とCLの違いの見極め方と、聾児における第二言語である書記英語の習得との関連性について書くことになるだろう。クラスではアメリカ手話と英語の違いについて再確認しながら、論文の基礎を固めていく。

SE533 The Families of Children with Special Needs/障害児をもつ家族
 子どもを授かる時は「普通」の子が産まれてくることを望む家族が多いだろう。しかしその「普通」とは何か基準なのか、障害児が産まれてきた家族の苦悩や幸福について考えるクラスである。時にはゲスト講師を招いて、体験話を聞くこともある。先日はレッドソックスの元選手であるカート・シリング氏の奥様であるションダ氏を招いて、アスペルガー症候群を抱えるお子さんの育児奮闘記を聞くことが出来た。今後もいろんな話を聞くことが出来るので楽しみである。

 平日は聾学校勤務とクラス受講、週末は宿題などをして過ごすという生活になっている。特に苦痛と感じることはないが、今後温度差が激しくなってくる(朝はかなり冷えるものの、昼には半袖で過ごせるほど暑かったりする)ので体調管理には一番気をつけていきたい。

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衝撃どんっ(衝撃)タカがリスを襲ったあせあせ(飛び散る汗)


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