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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年度8月生活記録(第4期生 福永梢)[2012年09月14日(Fri)]
o American Indian Museum o

 ワシントンDCの中心部には、多くの博物館が密集している。将来さまざまな文化背景をもつ人に少しでも対応できるよう、クラスメイトと博物館めぐりを企てた。アメリカンインディアン博物館がその第一回にあたる。

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 3時間くらいいたのだが、4階建てのうち1階半分しかまわれなかった。4階でまず、インディアン・アメリカンのおおまかな世界観について、専門家による解説があった。360℃パノラマの映像が広がる空間に座っていると、彼らがどういう環境にいるのか、世界をどう見ているかがとても伝わった。空間の外に出ると、各種族の紹介パネルが並んだ。言語や衣食住だけでなく、自然、色、方角の意味まで種族によって似ていたり違っていたりしていた。3階に下りると、今度はインディアン・アメリカンの歴史と変化であった。教育、言語、外見が多様化していく中で「インディアン・アメリカン」の意義を見出そうとするところに、ろう・難聴の世界と重なった。

IMAG0283.jpg

↑アメリカンインディアンというと馬のイメージが強いが、馬は西洋人が持ち出したものである。物々交換によって馬の保有数が増え、次第に馬とのつながりができたという。


o Graduate Orientation o

 いよいよ大学院生活2年目へと突入した。クラスが始まる前に、新入生オリエンテーションのお手伝い・参加をしてきた。うちの学部のオリエンテーションは少し変わっている。教授やスタッフも混ざって、スキップやじゃんけんなど一緒に体を動かすゲーム、絵を使った作業を行う。家まわりの絵が配られ、例えば家の礎のところには「自分の礎となっているもの」、屋根には「自分を守っているもの」、畑には「これから伸ばしたい、育てたいもの」を書く。お昼は教授とスタッフがバーガーを焼き、お手製のクッキー、ケーキをもてなしてくれる。よくあるオリエンテーションは最後だ。
 この一風変わったオリエンテーションには意味がある。限られた時間の中で信頼関係を作る力、自分と相手のことを理解し合う工夫、分かち合う情報の選び方や伝え方などカウンセラーに必要なスキルが詰まっている。例えば、絵の作業では家のドアに「自分をよく知らないもの」を書くのだが、一瞬戸惑ったりためらう気持ちになるのはなぜか。オバマ大統領や通行人を思いつかないのはなぜか。自分の中にある先入観に気づき、カウンセラーとしての柔軟性を伸ばすきっかけを作ろうという教授の試みが見られる。

今学期、この新しく入ってきた1回生と一緒になるクラスが2つある。またひとつ新しい経験ができるのがとても楽しみだ。


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↑ロンドン五輪、女子サッカー決勝戦(日本vsアメリカ)を友人宅で観戦!
みなさん、とてもかっこよかったです。勇気づけられました。

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