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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年8月生活記録 第4期生 武田太一[2012年09月04日(Tue)]




 毎年8月になると暑苦しい熱帯夜が続くのだが、今年は比較的涼しい夏で快適に過ごせた。それでも昼間は暑いので、クーラーの聞いている大学やカフェなどで過ごすことも多かった。購入して3年近く経つ愛車が今年になって故障が続き、修理代が結構かかってしまったため、どこかに旅行に行く余裕はなかった。いろんな意味で今年の夏はつまらなかったのだが、秋学期以降は本当に楽しめたらと思う。

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海は行ったリゾート


●夏学期終了
 この夏は研究入門と異文化心理学を受講し、8月上旬に夏学期が終わった。異文化心理学ではレポートが2回課されたのだが、2回ともアメリカ手話で回答させていただいた。本来なら英語で記述するべきなのだが、今の英語力では満足のいく回答をすることが出来ない。その上、時間も要するため先生の理解を得てアメリカ手話で回答することでスムーズに進められた。4言語(日本語/日本手話/アメリカ手話/英語)を習得している自分にとって、自分が使いやすい言語を選択出来る権利があるということは本当に重要なことだと改めて思った時である。言語の選択権について、日本でもアメリカでも今後考えて行かなければならない。

●アメリカ手話指導
 名古屋外国語大学の海外研修で訪米した学生たちにアメリカ手話を教えた。合計6回のクラスなのだが、1回のクラスが昼休憩を挟んで6時間もある。準備に時間をかけたり、体力を消耗したり、など根気のいるクラスであった。しかし、去年指導した経験も活かされ、生徒たちの集中力を上げさせる方法、ゲームなどを織り交ぜて楽しませる方法など様々なアイデアを出すことが出来た。手話単語を教える時は英単語を示すよりも写真やイラストで示した方が理解しやすい。しかし、手話を学ぼうとする学生の第一言語が音声言語であると、どうしても音声言語から手話単語に変換するプロセスが頭の中にあるので、それをどう脱するか、もし手話講師を目指すのならそれが課題の1つだと思った。また日本語からアメリカ手話単語に変換するプロセスもあり得るので、第一言語による強化も有り得るものと理解する必要はある。

●教員免許試験
 マサチューセッツ州でろう教育分野における教員免許を取得するためには、最低でも3つの試験(コミュニケーション、リーディング基礎、カリキュラム)を受ける必要がある。先日にこのコミュニケーション試験を1つ受けてきた。英語の読む力や書く力が問われるのだが、読む力は上がっていても書く力がまだ伴ってきていない。もともとマサチューセッツ州の教員免許試験は受けるつもりはなかったのだが、今後のことを考えて受験してみたわけである。

●秋学期
 この秋から聾学校で働くことになった。留学生向けに用意されているインターンシップ制度を使って、The Learning Center for the Deafでアシスタントとして採用された。小学4−5年重複クラスでいろいろ学ぶことになる。その傍らで大学でも講義を受講するため、体に無理のない範囲でやっていきたいと思う。

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ボストンと言えばロブスターレストラン
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