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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2006年12月 生活記録(2期生 春日幸三)[2007年01月04日(Thu)]
12月は、期末テストや冬休みの間のホームスティ先探しなどで、バタバタしてしまいました。
11月からずっと私の体調が回復しない状態が続き、12月中で4回も病院に通いました。

(寮の状況)
12月6日は、全寮における移動を希望する者の手続日でした。
隣の部屋にアラブ首長国連邦(UAE)の人が引越して来てからは、平和な生活に戻りました。
入寮以来4ヶ月間もトラブルが続いた為、精神的に不安定となり、心も体も回復していない状態であります。

(ホームスティ)
12月16日には寮から出て行かなければならないと言う事で、その日からホームスティ先に泊まらせて頂いていました。
12月22日までなら寮に宿泊費を払って泊まる事は出来ると聞き、これを利用しようと思ったのですが、料金が1泊料金ではなくて、1日の料金であり、1泊だと2日間分を払わなければならず、料金も驚くほど高いので諦めました。
その為、教授と学生の家へ泊まり回っています。
私は、ホームスティは生まれて初めての体験です。
日本の習慣として、私が「すみませんが・・・」「借りてもいいですか?」などと言うと・・・。
ホームスティ先の人が「私達の家族の一員だと思っているから、遠慮しないで気楽に使って欲しい」と言ってくれました。

(学習の状況)。
期末テストなどが入って、今まで勉強した所を復習したり、事前練習したりで忙しい日々でした。
DSTの試験は、「全日本ろうあ連盟の歴史」のテーマで講演しました。
教授からはASLで完璧に表現が出来るようにと言われました。
私はとても緊張し、ASLの手話単語を忘れてしまい、日本手話で表現するというハプニングもありました(心の中で「あ!しまった」と叫びました)が、最後まで頑張りました。 その時に第一期生であった真さんも特別参加して頂きました。
INT(通訳)の試験も無事に終了し、全てのクラスの試験が終わりました。
最後に英語クラスの試験がありましたが、これはギャロデット大学へ入学する為の試験です。
これに受かるという事は、日本でいうと英検2級の実力であるという事です。
ところが、またまたトラブルが発生し、呆れてしまいました。
このトラブルとは、試験の2週間前に「読む・書く・総合試験」の3種類で行なわれますとお知らせのポスターが貼られたのですが、試験前日になってELI責任者から“試験を行なう時間が早過ぎます。時間を変更しなさい“と、突然の指示があり時間を急遽変えた為、当日学生が混乱してしまったのです。
責任者とELIとの事前ミーティングがきちんと行なわれておらず、双方ともに勝手に準備を進めていた結果ではと感じました。
英語試験当日、試験開始時間が急遽変更された為1時間も待たされ、さらに責任者も試験会場に到着しておらず、予定時間より40分間も遅れて、やっとスタートしました。
無事に終わったと思ったのですが、次の日に「読む」試験が出題ミスと判明し、試験を受けた4時間は水泡に帰しました。
再試験となり、再び4時間も試験を受けましたが、試験の事前準備・確認などがしっかりと行なわれていたのかどうか?と疑問を抱きました。

(その他)
12月17日、ニューヨークへクリスマスの景色を見に行こうと誘われ計画を進めていたのですが、私の体調が回復していない為、全てキャンセルとなってしまいました。
ニューヨークの素晴らしいクリスマス風景を見たかったなぁと、本島に残念な気持ちでいっぱいです。
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