2012年7月生活記録(第5期生 川俣郁美)[2012年08月15日(Wed)]
今月はインドで視察してきた学校と施設を紹介したい。
◆◇Srishti Welfare Centre◇◆◇
お茶畑の海が広がる南インドのケララ州ムナー。たまたま通りかかった障がい者作業所。突然の訪問にも関わらず、見学を許可してくれた。ここでは、 様々な障がいをもった人が職業訓練を受けたり、様々な手作り製品を製造・販売している。
製品は以下の通り
- リサイクルした手作りの紙で作った紙袋、手帳、ノート、ポストカードなど
- 天然染料で丁寧に手染め•模様スタンプを施した布地で作ったストールやTシャツ
- 村で手摘みしたイチゴで作ったジャム
◆◇National Institute of Speech and Hearing◇◆◇
ケララ州の州都トリバンドラムにあるろう者のための大学で、美術学部と情報科学学部がある。その他、聴者を対象とした聴覚・音声言語病理学部、幼少児を対象とした言語療法プログラムなどがある。使用言語は英語。美術学部と情報科学学部で二週間ボランティアをした。内容はムンバイのろう学校の時とほぼ同様だが、こちらでは英語を中心に教えた。ギャロデット大学についてのプレゼンの時、最後に様々な奨学金を紹介したら、何人かの生徒が熱心にメモをとったり質問したりしていた。日本財団の世界ろう者リーダシップ奨学基金プログラム(WDL)は今までインド出身の奨学生がいないので、今後インド人奨学生が選出されることを祈りたい。
◆◇Clarke Special School◇◆◇
チェンナイにある特別学校。約200人の様々な障害を持つ生徒が在籍している。うち半数はろう児で、残りは盲ろう児、知的障がい児、発達障がい児、重複障がい児など様々である。個々の能力やニーズにあわせた個別・クラス別教育を行っている。 使用言語は英語とタミル語。また障がい児教育教員養成コースもある。
◆◇Shuktara◇◆◇
カルカッタにある、障がいのある孤児のための家。
1999年に英国人によって設立された。Shuktaraとはベンガリ語で「幸福の星」という意味である。現在は12歳から30歳の障がい児・者が計30人ほど住んでいる。大半がろう者のため、彼らは皆、手話を使って会話している。今まではアパートを転々としていたため、身分証明書がとれなかったりといろいろと不都合があったが、去年の冬に男子用の家を購入したため、 男子はひとつの住所に落ち着くことができた。Shuktaraの経営者は家を購入したことで、子ども達がいつでも帰って来られる場所ができた、と喜んでいた。だが、女子はまだ借り家に住んでいる。Shuktaraの次の目標は女子用の家を購入することだ。
◆◇Indira Gandhi National Open University◇◆◇
デリーにある大学で、ろう者対象のApplied Sign Language学部がある。夏休みで学校は閉まっていたため、見学できなかったが、何人かの学生と交流をはかることができた。
現在は80名ほどのろう学生が在籍しており、ブルンジ、ネパール、中国などからの留学生もいる。
◆◇Srishti Welfare Centre◇◆◇
お茶畑の海が広がる南インドのケララ州ムナー。たまたま通りかかった障がい者作業所。突然の訪問にも関わらず、見学を許可してくれた。ここでは、 様々な障がいをもった人が職業訓練を受けたり、様々な手作り製品を製造・販売している。
製品は以下の通り
- リサイクルした手作りの紙で作った紙袋、手帳、ノート、ポストカードなど
- 天然染料で丁寧に手染め•模様スタンプを施した布地で作ったストールやTシャツ
- 村で手摘みしたイチゴで作ったジャム
◆◇National Institute of Speech and Hearing◇◆◇
ケララ州の州都トリバンドラムにあるろう者のための大学で、美術学部と情報科学学部がある。その他、聴者を対象とした聴覚・音声言語病理学部、幼少児を対象とした言語療法プログラムなどがある。使用言語は英語。美術学部と情報科学学部で二週間ボランティアをした。内容はムンバイのろう学校の時とほぼ同様だが、こちらでは英語を中心に教えた。ギャロデット大学についてのプレゼンの時、最後に様々な奨学金を紹介したら、何人かの生徒が熱心にメモをとったり質問したりしていた。日本財団の世界ろう者リーダシップ奨学基金プログラム(WDL)は今までインド出身の奨学生がいないので、今後インド人奨学生が選出されることを祈りたい。
◆◇Clarke Special School◇◆◇
チェンナイにある特別学校。約200人の様々な障害を持つ生徒が在籍している。うち半数はろう児で、残りは盲ろう児、知的障がい児、発達障がい児、重複障がい児など様々である。個々の能力やニーズにあわせた個別・クラス別教育を行っている。 使用言語は英語とタミル語。また障がい児教育教員養成コースもある。
◆◇Shuktara◇◆◇
カルカッタにある、障がいのある孤児のための家。
1999年に英国人によって設立された。Shuktaraとはベンガリ語で「幸福の星」という意味である。現在は12歳から30歳の障がい児・者が計30人ほど住んでいる。大半がろう者のため、彼らは皆、手話を使って会話している。今まではアパートを転々としていたため、身分証明書がとれなかったりといろいろと不都合があったが、去年の冬に男子用の家を購入したため、 男子はひとつの住所に落ち着くことができた。Shuktaraの経営者は家を購入したことで、子ども達がいつでも帰って来られる場所ができた、と喜んでいた。だが、女子はまだ借り家に住んでいる。Shuktaraの次の目標は女子用の家を購入することだ。
◆◇Indira Gandhi National Open University◇◆◇
デリーにある大学で、ろう者対象のApplied Sign Language学部がある。夏休みで学校は閉まっていたため、見学できなかったが、何人かの学生と交流をはかることができた。
現在は80名ほどのろう学生が在籍しており、ブルンジ、ネパール、中国などからの留学生もいる。