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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年4月生活記録 第7期生 川口聖[2012年05月16日(Wed)]
こちらオーロニ(Ohlone)では、暖かくなったり寒くなったりよく変わる日々が続いているが、太陽が高くなってきて、タンクトップを着る人がちらほら見かけるようになり、オーロニ大学ではつばめの巣作りが盛んになり、サンフランシスコらしい夏がもうすぐ来る気配を感じるこの頃になっている。

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Deaf Studies 40th_1.jpg
(Ohlone Deaf Studies 40周年記念式典のリーフレット)

☆やれやれ
英語クラスでは、英語とASLによる、初めてのプレゼンテーションを行った。1ヶ月ほど調査して、研究論文を作成したことを、クラスメートの前に立って、数分間発表して、質疑応答を受けるという流れである。終わってみれば、こういう流れになるんだなと気付いたり、こう話せばよかったなと反省するなど、本当に実のある経験になった。さらに、アメリカでは、日本より老若男女に関係なく、お互いに個人の尊重をするという平等感が強いせいか、議論しやすい環境になっていて、いろんな質問や意見が出され、よい刺激になった。

ASLクラスでは、相変わらずにテストや宿題やプレゼンテーションが多くて、ちょっと違和感を覚えるようになってきている。手語を、日本語などを使って覚えるのではなく、どのように使うかというふうに、手語の使い方を中心に覚えてきた、今までの経験から、ASLを英語に変えながら覚えるという作業は、ろうの人にとってしんどく感じるものである。手語を音声言語に変えるという作業は、通訳者や手語教師にとって必要であるが、単に手語を覚えたいだけの人にとって必要かどうかは考え物になるのではないだろうか。今後の研究課題の一つにしたいと思ったものです。

ASL言語学入門クラスでは、1つの手語に様々な意味を持つ、年代による手語の違い、地域による手語の違い、民族による手語の違いがあるなど、ASLについて万遍なく学んだ感じになっている。

120422_c3.JPG
(Japantown Peace Plaza 4月22日に桜祭りがあった)
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