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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2012年4月生活記録 4期生 川上恵[2012年05月11日(Fri)]




今月の生活記録は、通訳トレーニングと、アメリカ手話クラスと手話通訳者養成の課題について報告したい。

3月下旬あたりから通訳トレーニングが始まった。精神保健(メンタルヘルス)クラスで、カウンセリング学部生3人を交えてロールプレイが行われた。3人のうち1人は聴者で、手話がわからない聴者のカウンセラー役をした。他の2人はろうで、家庭問題を持っているろう親子を演じた。子どもがコミュニケーションに問題があるためろう通訳が必要になるという設定で、ろう一人と聴二人のチームで通訳トレーニングを行った。実際にカウンセリングを始める前に、聴者カウンセラーに対して、ろうの通訳者が必要な理由を説明したり、チームにおけるろう・聴の通訳者の役割について確認しながら進めていった。終わった後には教授と他の生徒と一緒に、反省や工夫しなければならない点など意見を交換した。そのロールプレイをやってみて学ぶことが多く、とても参考になった。

他のクラスで、アメリカ手話クラスと手話通訳者養成の課題について議論が交わされた。手話クラスではアメリカ手話だけ学び、養成講座ではアメリカ手話と英語を中心にトレーニングするのだが、実際に通訳者として働いてみると壁がぶつかることがあるそうだ。失聴時期や教育背景によって、ろう者達の手話の特徴が違ってくる。それぞれの特徴に合わせて通訳しなければならない。しかし、これまでのトレーニングではそのような状況を取り扱うことが少ないので、現場で戸惑うことがあるとの声があった。例えば学校で、生徒がより英語寄りの手話通訳を希望した場合、これまでのトレーニングに含まれていないため、自分で工夫しなければいけないことがあったという。そのため前もってトレーニングをする必要があるのではないかという議論があった。教える立場と、実際に通訳する立場の両方を理解することが大切だろう。今回の経験を通して両方の視点を理解することは、今後教える立場になった時でも役に立つと思う。


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