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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2012年2月生活記録 第4期生 武田太一[2012年03月09日(Fri)]




教育実習
 5週間で合計75時間のプレ実習が課せられているため、毎週月、火、木と朝7時半から1時半まで聾学校に通っていた。その後にアルバイトや講義があったため、体力/気力勝負ではあったが、なんとか乗り越えることが出来た。
 
 教育実習では前月の生活記録で述べた通り、中学部の重複クラスを担当した。中学部といえば日本と同じように教科担任制であり、自分の担当教員は英語と数学を教えている。1〜7時限目まであり、1,2限目は英語、6,7限目は数学となっていて、その他の時間は理科、社会、芸術、アメリカ手話、体育と様々な教科が当てられている。英語の時間では朝の会から始まり、個々でリーディングやライティング、ボキャブラリーの練習をしている。自分が担当した生徒はアメリカ手話の語彙はそこそこあるが、英語の方はまだ乏しい。手話を通してコミュニケーション能力を養い、いくつかの英単語を見せた上でそれぞれの意味を手話で説明した上で、英単語の書き取り練習を繰り返す課題を行うなどやってきた。英単語を覚えていくスピードは手話と比べて遅い方ではあるが、それでも日々獲得してきているのが、彼らの素晴らしいところである。
 
 数学の講義ではお金の数え方や100までの数の数え方、繰り上がりのある足し算など生徒それぞれの能力に応じて指導していた。特にお金の数え方については、手話も英語もコミュニケーションのツールとして使わず、シンボルで理解出来る生徒であったためどうしたら伝えられるか苦労した。手話か英語かでコミュニケーションが取れると思ったらそれは間違いであり、生徒それぞれに応じたコミュニケーションスタイルがあるということを理解した上で指導をする必要があると改めて実感した。足し算の課題については、簡単な計算問題であれば自分で解けるのだが、文章題になるとつまずいてしまう。Keynoteとスマートボードを使って、文章題が分からないときはその文章題をクリックすると手話動画が出てくるという教材を作成した。生徒の評判は好評で、またやりたいと言ってくれた。手話が彼らの学習のサポートに必要なツールになっていることも伺える。

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購入した教材ペン


今後の予定
 実習が終わった今、スケジュールに余裕が出て来たので講義に集中するとともに、教材開発や動画作成、来学期の講義(特に特別支援教育分野)をどうするかなどを考えていきたいと思う。

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聾学校対抗バスケ試合バスケットボール


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くるみ入りバナナケーキ喫茶店


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