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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2011年12月生活記録 (第5期生 川俣郁美)[2012年01月17日(Tue)]

☆アンデス山脈☆

 ずいぶんと遅い挨拶となりましたが、あけましておめでとうございます。今年は皆様にとって穏やかで明るい年になりますよう 、心よりお祈り申し上げます。

◆◇ソーシャルワーク援助演習◇◆◇
 ソーシャルワーク演習のクラスでは、一人のクライアントを対象に援助演習を行い、最終レポートを作成した。内容は、@クライアントの情報収集、Aミクロ・メゾ・マクロ問題・ニーズの把握、B具体的な援助プランの作成、C実際に援助、D援助効果評価・援助評価である。
 面接の様子をビデオに録画し、見直すことで、面接の時には気づかなかった点や、自分が面接時に使ったテクニックを自己分析することができた。クライアントの話を傾聴しているという態度を示すために相づちをうっていたつもりだったのに、ビデオを見てみると、 顔が無表情だったり、相づちの回数が少なかったり、クライアントとの会話に沈黙を置かないように、次々話そうとしている自分がいた(沈黙はクライアントが何か重要な事を言おうとしている前兆かもしれない)。
 クライアントに関する情報をしっかり収集・分析し、クライアントのニーズを把握し、そして、クライアントのニーズに応じた対応を瞬時にするのはとても難しい。まだまだ経験が必要だが、今回の演習を通して自分の弱点を把握する事ができた。克服できるよう、これからも練習を重ねていきたい。


◆◇ことば遊びから学ぶ、言語の魅力◇◆◇
 ことば遊びのクラスでは、アメリカ手話ゲーム創作 をした。英語や日本語のことば遊びは山ほどあるが、手話を使ったことば遊びはまだ数少ない。そこで、自分たちで創作しようと言う事になった。簡単そうだが、いざ作ろうとなると、 なかなか案が出てこらず、苦戦した。私たちのグループが考えたゲームは以下の通りである。

@親を一人決め、残りは2〜3人のチームに別れる。
A親、各チームは白紙とペンを用意する。
B親は手形をひとつ選ぶ。
C親と各チームは、お題の手形を使った手話単語をできるだけリストアップする。制限時間は1分間。
D各チームにリストアップした手話単語を言ってもらい、それぞれを板書する。
E親は、自分がリストアップした手話単語を言い、各チームは親が言った手話単語と同じ手話単語があれば線を引いて消す。
F親がリストアップした手話単語をすべて良い終えた後、各チームは親がリストアップしなかった手話単語を数える。
Gもっとも数多くの手話単語が残っていたチームが勝ち。

 私が初めて、手話を使ったことば遊びゲームにであったのはアメリカに来てからである。家に友人を招いてパーティをした時、アメリカ人の友人が「Handshape game (手形ゲーム)をしよう!」と言い出した。これは、まず円になって座り、最初の人がお題(手形)を決め、 右回り(左でも可)にそのお題の手形を使った手話単語を言っていく。既出した手話単語を言ったり、行き詰まったり、間違った手話単語を言ったらアウト。最後まで残った人が勝ち、というゲームである。今まで、手話を使ったことば遊びをした事がなかった私には衝撃であった。
 聞けば、手話を使ったことば遊びは他にも沢山あるらしい。私のように、手話を使ったことば遊びを知らない人はどれだけいるのだろうか。ことば遊びゲームは語彙力や発想力を伸ばすことができるし、手話の 魅力を再発見したり、豊かなコミュニケーションを促進することもできる 。インターネットに投稿したり、ろう・難聴のこどもの集まりや パーティの時などに使ったりして、多くの人と情報を共有し、もっと手話遊びが普及すれば、このクラスを通して強く感じた。


◆◇秋学期を振り返って◇◆◇
 秋学期は、新しいことを学ぶことの他に、それを活かすために学んだ事を応用・実践したり、新しく創作したり、またそこから新しいことを学んだり、多くのことにチャレンジすることができた。そして、学問の楽しさ・面白さを感じずにはいられない秋学期であった。こういうチャンスに恵まれ、とてもうれしく思う。
 今年も精一杯精進していきますで、引き続き、変わらぬご支援・ご指導をよろしくお願いいたします。
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