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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2006年11月 生活記録(2期生 春日幸三)[2006年12月07日(Thu)]
11月は体調を崩してしまった月間でした。
寮内のトラブルが続いた事と、期末テストなどに追われ、精神的にもストレスがたまった関係で、月に2回も体調を崩してしまったのです。

(寮の状況)
9月からのロシア人とのトラブルは未解決であり、裁判(調停)委員会へ申し立てし、証拠などの調査を始めましたが、実際にはスムーズに進みませんでした。
何故なら、調停委員会の職員が1人しかいない為です。学内で問題を抱えている学生達が申し立てる中で一番多かったのは、10月に起こしたデモ抗議の関係者の不服申し立てでした。
その申し立てが莫大な作業だった為に、私のトラブル申し立ての方が順調に進められないと言い訳されました。
私は諦めずに、1日も早く解決したい為、いい方法を思いつき作戦を考えました。
「毎日、調停委員の担当者の所に行って、進行状況を聞く」という作戦を思いついたのです。
私が病気中でも、大雨でもそこへ行って、毎日進行状況を確認しながら進めていました。
やっと、学内の裁判(調停)を開く事になりましたが、ロシア人が不出頭の為、11月30日付で決裁が下りました。
この決裁の結果、ロシア人は12月2日までにCARLIN寮から強制移動命令などの項目が発令されました。
今後は落ち着くだろうか?と心配です。

(学習の状況)
デモ抗議が終了し、通常の学習に戻りました。
デモの関係で授業の内容も変更、また学習内容が遅れた分を、急いで進めるような感じで授業を受けました。
ASL4クラスは11月17日に期末試験を受けて終了。(合否連絡待ち)
残りは12月に入ってから、期末テストなどが増えるので、最後まで頑張りたいと思います。

(インターン)
11月18日から19日のPCRID(ワシントンD.C・MD・VA地区)ワークショップへ参加しました。私の分科会は透視画法と、ろう手話通訳と手話通訳/ろう手話通訳の資格についてのコースに参加しました。
ろう通訳者コースは、手話通訳の訓練をした後に、盲ろう手話通訳はどうやって表現するか?課題は何か?などの経験・議論などが行なわれ、ろう手話通訳者として活動しながら参加している皆さんは、経験が豊かである事を知りました。
ろう手話通訳者の活動は、東京都聴覚障害者連盟が去年からスタートしている事であり、今後色々な参考を提供したいと思います。
充実して学べた2日間でした。
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