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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2011年9月生活記録 第4期生 武田太一[2011年10月11日(Tue)]




○秋学期スケジュール
この秋学期は4クラスを受講しており、アルバイトやボランティアなどの含め日々のスケジュールは以下のようになっている。



DE592 American Sign Language V / アメリカ手話5
 アメリカ手話を使ったストーリーを考えたり、表現を磨いたりすることに重点を置いているクラスである。様々なアメリカ手話ストーリーを観ることで感性を磨き、ストーリーを分析したり自分の手話を撮影した動画を宿題として提出するなど、実践的な講義である。

DE577 Instructional Strategies and the Deaf / 聾児への指導法
 アメリカ手話で書記英語を教えるというバイリンガル教育の考え方に基づき、動画教材の作り方、アメリカ手話と英語を組み合わせた活動の考案、学習指導案の作成などについて学ぶ講義となっている。アメリカ手話と書記英語の能力が両方とも高い場合は、学力も高いという成果が出ており、どちらかに偏ってしまうことなくいかに効率よく指導出来るかを講義の度に考えさせられる。

DE572 Psychology and the Deaf / 心理学と聾

 聾者について、心理的、社会的、教育的な観点について学んだり、調査することで、聾者の文化、社会、医学的な見方について考えていく講義である。聾者カップルは聾者の子どもが欲しくて、聾遺伝子が強い聾者の精子を求めたがる理由を考えたり、聾者同士だけが分かり合える接触域があり、聴者はそこに入り込むことは到底出来ないなど面白い議論が毎回交わされている。

DE575 Language and the Deaf Children / 言語と聾児
 聾児における第一言語の発達及び認知発達との関連について焦点をあて、適切な言語接触とアクセスがいかに言語と認知発達に結びつくかを理解することがこの講義の目標となっている。前の秋学期や春学期で学習した言語学入門と言語発達の講義がこの講義を理解するのに助かっており、言語学の知識をなくしてはこの講義を理解するのは難しいと感じた。


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○聾学校でのボランティア
 毎週木曜と金曜にThe Learning Center for the Deaf(通称TLC)の幼稚部でボランティアをしている。Learning Centerとあるが、実質的には聾学校である。乳幼児部から高等部まであるこの学校で、幼児期における言語発達の過程やろう重複クラスを担当したいという思いから幼稚部の年長クラスでのボランティアを始めた。主に担当するクラスは2クラスであり、10人の園児(内、4人は重複)を担当している。教員や補助教員と共に1日中遊びや学習を通して子どもたちと楽しく過ごしている。バイバイ教育を取り入れているこの学校では教員たちはもちろんアメリカ手話を巧みに使い、子どもたちへの情報格差をなくしている。幼稚部では男性教員が1人もいなく、女性教員ばかりで飽き飽きしている子どもたちにとってはいい刺激になっているようで、自分に甘えてくる子どもも何人かいた。何気ない生活で子どもたちがどんな成長を遂げていくかしっかりと見ていきたい。



ボウリング。球が小さいダッシュ
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