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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2011年8月生活記録 (第4期生 福永 梢)[2011年09月06日(Tue)]
 800円ドライヤーが壊れた。アウトレットものにしては3年間よくもった。次は標準ものにしようと、こちらがその新しいドライヤー。




 頭皮マッサージ器のような、ハスの実のような、奇妙なものがついている。800円ドライヤーにもそういえばついていた。これは「Volumizing Finger Diffuser」というもので、下から髪の毛をかきあげ、弱い温風でふわっと乾かすらしい。アメリカ滞在日本人による某サイトでは「アメリカ人らしい」とコメントされていた。使ってみたが、日本人だからなのか、やはりよくわからなかった(笑)。ちなみに取り外し可能で、普通のドライヤー口もあります。


*-*-*-*-* ちゃりんこツアー@ワシントンDC *-*-*-*-*

 韓国からきた2人(聴1人・ろう1人)のDC観光にいきなり付き添うことになった。バイトの休憩中にキャンパスを散歩していたところ、道を尋ねられ、案内して終わるはずが通訳(二人ともアメリカ手話がわからない、聴こえるほうが日本語と英語を少し話せた)へと流れ、「道もわからないけど3時間でDC観光してくる」と聞き心配になってこうなった。
 それでどうなったかというと、うち1人がどんどん前へ飛ばして遠回りになったり、今までホワイトハウスだと思っていたところが実はそうじゃなかったことを知ったり、それはそれはとても濃い1日だった。しかし、念願のリンカーン記念館(Lincoln Memorial)、第二次世界大戦記念碑(National World War II Memorial)を訪れてとても感動したし、満足した。こういうことでもない限りなかなか行く気にならないので、2人には感謝している。






↑ 第二次世界大戦記念碑(上) と リンカーン記念館(下)
 (片手でLをこめかみにもってきて「エイブラハム・リンカーン」のサインネーム)


*-*-*-*-* I. King Jordan@アーカイブス *-*-*-*-*

 今回は、ギャロデット大学第8代学長にして、同大で初のろうの学長でもあるキング・ジョーダン(I. King Jordan)が就任していた間の記録物である。整頓はすでにされており、わたしは最後の仕上げを手伝った。アーカイブスのウェブサイトで検索・閲覧できるよう、データベースを作った。みかん箱の半分くらいの箱が、132個。歴代大学長の中で2番目に記録物が多いという。最も長く務めた初代エドワード・マイナー・ギャロデット(Edward Miner Gallaudet、1864-1910)大学長をはじめ、先代のほうは意外と少ない。メディアの発達のせいかなと思ったが、それ以上にギャロデット大学の規模と関係があるという。はじめはこぢんまりとした私立大学だったのが、今や世界からも注目される総合大学となった。それに加え、ろうの大学長就任を求めるストライキの直後に就任し、「Deaf people can do anything but hear.」という名言の下に活躍されたことを考えると、「本当にお疲れ様でした」と思わずにはいられなかった。
 ちなみにキング・ジョーダンの「キング」はミドルネームであり、名前ではない。本人が自分の名前「アーヴィング(Irving)」を好まず、ネームサインも「キング(王様)」からきている。

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