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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2011年5月生活記録 第4期生 武田太一[2011年06月05日(Sun)]






○春学期修了
 5月上旬はそれぞれの講義で最終プレゼンテーション、最終課題提出、学期末試験などがあった。最後の追い込みということで、ほとんど図書館に引きこもって課題をこなしていた。バタバタしていた時期はあっという間に過ぎ、春学期が修了した。

アメリカ手話4
 アメリカ手話の文法に沿って、自分の事故経験(実際に遭ったことでも、想像でもいい)についてと、金融に関する単語を入れたストーリーについて手話で語り、それを撮影したものをVlogにアップする課題と、最終講義日で手話読み取り試験が課せられた。与えられている単語をうまくストーリーに組み込ませるのに苦労したが、結果的には全て終えることができ、満足している。

アメリカ手話構造
 最終課題はアメリカ手話に関するさまざまなテーマを考え、それぞれ論文などで調べてプレゼンテーションを行うか、レポートを作成して提出するかの二択であった。自分は前者を選択したのだが、テーマについては何にするかいろいろと悩んだ。最終的に「アメリカ手話と日本手話における非手指動作」をテーマとした。手話には非手指動作があり、眉、頬、目線などの動きが文法の一部として役割を果たしている。この非手指動作の調査を通して、赤ちゃんの非手指動作の習得や盲ろう者がどうやって非手指動作を知ることが出来るかについても発見でき、有意義なプレゼンテーションとなった。

言語獲得
 この講義では生徒たちが輪番で論文を読んでプレゼンする課題があり、自分は最終週に順番が回ってきた。自分が担当した論文は「新生手話」であり、講義で話されていた新しい言語とは?と結びつきのあるテーマで話をした。手話であれ音声言語であれ、それが新たに発生したものは言語としての機能:コミュニケーションツールとしての役割を果たす、単語・文、複雑な文章を作ることが出来れば言語としてみなすことが出来ると締めた。期末試験は正誤問題、五択問題、記述問題がありかなり悪戦苦闘した。講義になかなかついていけなかった分その付けが回ってきたのであろう。結果として評価はまずまずであったが、ひとまずこの講義をパスできたことが嬉しい。

算数教授法2
 最終試験は今までに出た中間試験と同じ感じで進められたので、特に気負いすることもなく順調に問題を解くことが出来た。1つだけ悔しかったのは、ボーナス問題で以前に解いた三角形の問題が出たのだが、英単語を忘れてしまい思い違いをしながら解いてしまったため、結果としてボーナスはなかったのが残念である。


散歩していたときに見たMITの建物学校



○卒業式
 5月21日(土)に教育学部だけの卒業式が行われ、現在在籍している聾教育修士課程からも2名の卒業生が出た。こじんまりとした卒業式ではあったが、卒業生の名前が呼ばれると友人たちが一斉に叫ぶなり、アメリカならではの祝福のやり方をまた見ることが出来た。自分ももうすぐこの場に立つことになるのかと思うと、残された期間の少なさを痛感した。


教育学部卒業式リボン


○夏学期
 春学期が修了して2週間ほどの休みを経て、夏学期が開始した。夏学期は前半と後半に分けられ、それぞれ6週間ずつの開講になる(前後半通して12週間行う講義もある)。前半は聾文学とASL民話(Deaf literature and ASL folklore)を受講する。昨年は諸事情により開講されなかったため、先日に卒業した卒業生も含めて大人数の講義になっている。狭い教室に円になって座ると窮屈さを感じるが、毎回熱い議論が交わされているので面白い。アメリカ手話の詩朗読やパフォーマンスなどの動画も見ていくので、それも興味深い。6週間という短い期間なので、あっという間に終わりそうではあるが、クラスメイトたちと楽しみながら受講していきたい。


道路に植えられている花花


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