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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2010年9月生活記録 (第5期生 川俣郁美)[2010年10月18日(Mon)]
8月30日に新学期が始まり、はじめの一週間は顔合わせやシラバスの説明などで比較的簡単な内容だったが、2週間目から本格的に授業が始まり、課題の量も増えてきた。

◆◇履修クラス◇◆◇
- First Year Seminar/1年次セミナー
 大学1年生の一般教養科目のひとつであり、大学で学ぶために必要なスキル(プレゼンテーション、リサーチ、レポート)を身につけること、自己分析を目的としている。今月は「The Immortal Life of Henrietta Lacks(不死身のヘンリエッタ・ラックス)」という本を読み、まとめ、プレゼンテーションを行った。
今や世界中で研究に使用されている、HeLa細胞という細胞は、1951年にヘンリエッタが亡くなる前にメリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス病院で採取された。彼女の細胞は世界初のヒトの細胞培養に成功し、ポリオワクチンの開発など、医学界に大きく貢献した。だがその細胞は家族の断りなく無断で研究に使用され、世界中に売り飛ばされたものであった。ラックス家族は20年もの間その事実を知らなかった。世界中でHeLa細胞での研究が進められる中、この本はHeLa細胞についてではなく、ヘンリエッタ・ラックスはどんな人物だったのか、また、HeLa細胞の存在を知った後の遺族の葛藤をつづっている。
今までプレゼンテーションをした経験が少ない上に、人前に立って話すことに慣れていないため、プレゼンををするのは私にとって大きなチャレンジであった。なんとかいい評価をもらうことができたが、人前に立つとかなり緊張してしまうので、さらに練習・経験を積み重ねて余裕を持ったプレゼンができるように心がけていきたい。

不死身のヘンリエッタ・ラックス
(Rebecca Skloot著, 2010/Crown出版) 


- American Sign Language and Deaf Studies/アメリカ手話と聾学
 一般教養科目のひとつ。ろう史やアメリカ手話(ASL)、またなぜ手話は言語なのか、言語学にも触れ興味深い。地域によって異なる手話があることや、ASLにも文法があることなどを学び、ろう者としてのアイデンティティの高めることを目的としている。また、現代はテクノロジー社会の時代である。誰もが携帯を持ち、カメラを持ち、パソコンを使う機会があり、インターネットにアクセスし様々な情報が簡単に得られる。それをどう記録に残し、情報を発信するか、有効に活用する方法を学ぶ。

- English Essay Analysis and Composition/英語ライティング

 英語クラス。主に議論型エッセーの書き方を学ぶ。

- Economics for Social Workers/ソーシャルワーカーのための経済学
 社会福祉学を専攻する前にとっておかなければいけないクラスである。経済学の基本や、経済の変化がどう人々に影響を及ぼすのか、なぜ社会福祉士が経済と大きく関係するのか、どう政府が経済に関わってくるか、などを学ぶ。

- Introduction to Human Biology/人類生物学入門
 社会福祉学を専攻する前に取らなければいけないクラス。高校で学んだ内容よりもさらに深い内容に触れ、専門用語も多く出てくるが、先生が手話で話すので理解しやすい。それでも、専門用語は指文字で表されることが多く、しかも早いので読み取りが難しいが、予習をしたり、質問をしたりしてなんとかこなしている。



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