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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2010年8月生活記録 第4期生 武田太一[2010年09月01日(Wed)]



●西海岸から東海岸への横断旅行
7月31日にフリーモントを出発し、8月15日に無事ボストンに到着した。今回通った州は、カリフォルニア→ネバダ→ユタ→アイダホ→ワイオミング→サウスダコタ→ミネソタ→ウィスコンシン→イリノイ→インディアナ→オハイオ→ペンシルバニア→メリーランド→ワシントンDC→デラウェア→ニュージャージー→ニューヨーク→コネチカット→マサチューセッツである。数えてみると、18州とワシントンDCを訪れたことになる。それぞれの州境を越えるたびに、その州の看板を背景に記念写真を撮ったりと旅行中の楽しみがいくつがあり、横断旅行を堪能することが出来た。果たして留学期間中に50州全てを訪れることが出来るかどうかは分からないが、ひそかに野望を抱いてみたいと思う。横断旅行の様子は7月生活記録で紹介したブログに詳しく掲載しているのでそちらをご覧ください。

●部屋探し
ボストン大学には寮があるのだが、寮費が高いため一人暮らしかルームメイトを探してシェアする方法を取った。最初はボストンに住む友人も全くいないため、部屋探しに難航していたが、友人の友人を頼ってボストンのデフコミュニティメーリングリストに登録し、ルームメイトを募集したところ、たくさんの反応があった。その中から同じボストン大学の学生を見つけ出し、他のルームメイトも加わり3人でアパートに住むことになった。やはり持つべきものは友人である。正確にはボストン市内ではなく、ボストン大学から地下鉄で30分ぐらいのところにあるサマービルという市に住むことになった。住んでみると、非常に便利な環境であり、車がいらないほどである。地下鉄駅まで徒歩10分ぐらいで、その徒歩10分圏内にスーパー、薬局、喫茶店、書店、郵便局、銀行、ホームセンター、レストラン(日本食もある!)など、生活に全く困らないほどである。全くといって良いほど車を使わなくなったので、週末は気分転換に少し遠くに出かけるなど車も活用していきたいと思う。


新しい部屋カギ



●ボストンの暑さ
ボストンに到着してから最初の1週間はかなり暑く、アメリカに来て初めて汗だくの日々を過ごした。自分の部屋にエアコンもないため、エアコンを購入しようかかなり迷った。幸いにも次の週に雨が続いたおかげで涼しく過ごせたが、今再び暑い日々が続いているので、昼間はどこか涼しいところに避難するなど対策を練っていきたい。


ボストンの街並みカメラ


●ボストン大学
先日にオリエンテーションが行われ、それぞれの専攻グループで集まったときに、初めて自分の同級生と顔を合わせた。自分が専攻するろう教育修士課程には15人が所属しているようである。自分を除く全員が聴者であるが、この課程は手話が必須であるため、個々の手話スキルはばらばらといえど、コミュニケーションに困ることはないといっていいだろう。1年上の先輩は5人と少人数であるが、聾3人聴2人である。先輩たちともうまく関わりながら、いろいろ学んでいきたいと思う。


教育学部の校舎学校


●新学期
9月2日から待望の新学期が始まる。期待と不安が交錯している気分ではあるが、焦らず落ち着いて勉学に臨みたいと思う。私が受講するクラスについては次月の生活記録で述べる。

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