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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2010年3月生活記録(岡田)[2010年04月18日(Sun)]
短い春休みも終わり、月末から最終学期が始まった。今学期は継続しているインターンと論文に加え2クラスの履修となる。

■ Business and Finance in Higher Education

高等教育におけるビジネスとファイナンスの側面を学ぶクラスである。大学は歴史的には教育のための機関であり、マネジメントも教員によってなされてきたが、いわゆる近代大学はそのサイズの拡大と運営メカニズムの複雑化に相まって、プロフェッショナルなマネジメントを必要としてきた。そしてそれは、しばしば大学の伝統的な価値観との間で齟齬を生じさせることもある。

そうしたフレームワークの中で、ビジネスとファイナンスをどのように考えて、対応すべきということを学んでいる。現時点では、Revenue・Budgeting・Planningなどのトピックを扱っている。

■ Psychology in Interpersonal relationship

カウンセリングにおける基礎的なテクニックを学ぶクラスである。日本の大学ではカウンセラーはほとんどないに等しいが、障害学生支援ではカウンセリング的な機能も求められる。学生の悩みや課題を引き出し、適切に対処するために必要なスキルを学んでいる。カウンセリングについて理論的に学の初めてなので戸惑いもあるが、それ以上に得るものが大きい。

と同時に、大学職員がカウンセラーの役割も担えるのかという疑問も生じ始めている。学生の話を聞くために有効なテクニックは取り入れることのメリットは疑い得ないが、「カウンセリング」を行うには、時間的な制約もあるし、クライアントとの間での守秘義務もあり、それは同僚の間でも守られなければならないCode of Ethics となっている。

つまり、障害学生支援担当職員の専門性を高め、よいサービスを提供しようと努力していく延長線上に、カウンセリングという機能が含まれてくるのか、あるいは現在の大学職員の雇用システムの中でカウンセリングというものを行ってよいのか、機能的な側面に加えて、倫理的な面からも疑問が生まれている。特に最近では、発達障害や心理的な課題を抱える学生をサポートしようと、カウンセラーを配置する大学も増えてきているので、カウンセリングのテクニックを学ぶと同時に、こうした面も可能な限り考えていきたい。
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