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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2010年2月生活記録 (第5期生 川俣郁美)[2010年03月15日(Mon)]
2月――。オーロニ大学のキャンパスには色とりどりの花が咲きそろい、桜までもが咲き始めている。







◆◇履修クラス◇◆◇
- 英語・リーディング

昨学期受けていたクラスの後半クラスである。大学進学のために必要なリーディングスキルを習得する。生徒はろう学生のみ、15人ほど。先生は聴者、手話で話す。現在は、昨学期に学んだスキルを使って複数の長文を読解し、それらに共通する要点をみつけ、まとめるスキルを学んでいる。

- 英語・ライティング
昨学期受けていたクラスからレベルアップしたクラスである。30人ほどのメインストリーミングクラスで、手話通訳2名と、リアルタイムキャプショナー(PC通訳)1名を介して受けている。このクラスは主に討論型エッセーの書き方を習うクラスであるが、昨学期受けていたクラスよりもさらに具体性のあるエッセーが求められるので、多くの資料収集が必要とされる。引用したり・参考にできる文献も書籍や、政府や大学などのオフィシャルホームページなどに限られている(誰でも編集できるウィキペディアはもちろん不可)ので、リサーチに時間がかかりそうだがいいエッセーが書けるよう、しっかり努力していきたい。

- 統計学
50人ほどのメインストリーミングクラスで、通訳2名を介して受けている。ノートテイカー付き。Excelを使ってデータを数量的に表すスキルを学ぶ。このクラスで使うテキストは、百科事典のようにハードカバーで厚さが3センチ以上もあるというかなりのボリューム。専門用語も去年受講した数学とは桁違いの多さで、問題文も文章問題ばかりなので語学面で四苦八苦している。また、なぜその答えを選んだのか説明を求められることも多く毎回頭をかかえている。それでも、今まで知らなかったExcelの機能を学ぶのはとても楽しく、生活面でも応用できるので、学期終了時には容易にExcelをこなせている自分を想像しながら粘り強くやっていきたい。

- 一般心理学
40人ほどのメインストリーミングクラスで、通訳2名を介して受けている。ノートテイカー付き。今月は、脳・神経の構成/仕組みを学んでいる。こちらも毎回専門用語地獄だが、毎回学ぶことが多く、パワーポイントを使っての講義なので写真やグラフなどが助けとなって理解しやすい。


◆◇ノートテイク◇◆◇
今学期初めてノートテイカーをお願いしたのだが、アメリカと日本ではノートテイクの意味が違うことを知った。日本ではテイカーはろう学生の隣に座り、先生の発言を要約してノートに書き、ろう学生に伝えるのに対し、アメリカは板書をノートに写すだけである。つまり、『ろう学生は手話通訳・文字通訳から目が離せない→板書が写せない→ノートテイカー提供』ということだ。テイカーはクラスメイトで、 毎クラス終了後にコピーをくれる(コピーは学生支援センターでコピー、またはカーボン用紙使用)。
ノートテイクを要望したおかげで、通訳を見落とすことが少なくなった。


統計学のノート



◆◇Happy Birthday わたし◇◆◇
今月私は21歳になった。真夜中12時にルームメイトに「ヘルプ!ヘルプ!重いものを運ぶのを手伝って!」と突然起こされ、何で気持ちよく寝ているときに…と思いながらしぶしぶルームメイトに付いて行くと、なんとリビングに友人たちがいるではないか。ハッピーバースデートゥユーとアメリカ手話で歌いだす。2月5日0時00分だった。テーブルには友人がわたしのためにアジア系のケーキ屋さんで買ってきてくれたケーキと、武田さんお手製のケーキ(!!!)、みんなからのバースデープレゼントが!!!思いがけないサプライズに、夢じゃないかと思うくらい感激した。フリーモントでもかけがえのない友人に恵まれ、とても幸せである。



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