2010年1月生活記録 (第4期生 福永梢)[2010年02月11日(Thu)]
今冬は世界中が白く吹き荒れているようだ。私はと言うと、これにのっとって体まで吹き荒れ、膨れ上がれることなく過ごすことができており、ほっとしている(先月の生活記録参照)。
日本の中の日本、アメリカの中の日本
やはり日本は落ち着く。言葉の意味、物事の概念などに確信がある分、心の中にゆとりを作ることができる。ところで、帰省の目的はそれだけではない。アメリカにないものを買うことも重要任務だ。ワシントンDCは当然カリフォルニアより寒い。厚めの長そでを買いたくても、アメリカ人は寒くないんかと思うほどお店にはあまり出回っていない。サイズの問題はよくある話だが、これは盲点だった。そして私にはアレルギー性鼻炎があって、暖房ガンガンは避けたいもの。ここは日本の故知の見せどころ、湯たんぽと半纏だ。この他、日英心理専門用語集などを買ったり、時事対策に日本新聞の海外発送サービスを申し込んだり、アメリカでの一般教養を英語で勉強できるような本を探したりした。
新学期への備えての対策をしている間に、アメリカへ戻る日になった。さっそく食材の買い出しに行くと、テンペ(インドネシア版納豆)と豆乳マヨネーズが新しく並んでいた。日本の良さがやっとわかったか!と何やら誇らしい気分になった(テンペはインドネシア発だけど)。ちなみにアメリカでのテンペは、日本のより厚めだった。

新しいイヤモールド
事情があり、アメリカで新しいイヤモールドを作ることになった。カウンセリングで今のイヤモールドのつけ心地などを詳しく話し、いろいろな提案を受けながら、素材や形などを決めていった。新しいイヤモールドが届くまでの2〜3週間のあいだは、低反発素材でできた筒みたいなものを補給された。指でぎゅっぎゅっとつぶし、耳穴に差し込む。1分経つと、膨らんで密着する。前のイヤモールドではよく出ていたハウリングが不安だったが、全く見られなくてびっくりした。


新しいイヤモールドは感触、見た目共に初体験ものだった。日本では、特に重高度難聴向けの場合、ハウリングを防ぐためにも耳全体を覆うように作られる。私の新しいイヤモールドは、外耳道と耳介の下側のみにあてがわれるようになっている。このほか、耳介の骨格に沿うなど、湿気やつけ心地、コストを考えた改良がなされているようだ。素材は一般的なゴムパッキンやシリコンより柔らかく、耳にぴたっと密着する。在学生だからかもしれないが、値段は6000円と安かった。この一連の出来事は、ろう・難聴者の中での自分の立ち位置を改めて確認するとともに、日本に必要なものは何か少し確信するものとなった。
新学期始まる
日本パワーにアメリカパワーを少し添えて、新学期に突入。
今学期もできることをやるのみだ。
日本の中の日本、アメリカの中の日本
やはり日本は落ち着く。言葉の意味、物事の概念などに確信がある分、心の中にゆとりを作ることができる。ところで、帰省の目的はそれだけではない。アメリカにないものを買うことも重要任務だ。ワシントンDCは当然カリフォルニアより寒い。厚めの長そでを買いたくても、アメリカ人は寒くないんかと思うほどお店にはあまり出回っていない。サイズの問題はよくある話だが、これは盲点だった。そして私にはアレルギー性鼻炎があって、暖房ガンガンは避けたいもの。ここは日本の故知の見せどころ、湯たんぽと半纏だ。この他、日英心理専門用語集などを買ったり、時事対策に日本新聞の海外発送サービスを申し込んだり、アメリカでの一般教養を英語で勉強できるような本を探したりした。
新学期への備えての対策をしている間に、アメリカへ戻る日になった。さっそく食材の買い出しに行くと、テンペ(インドネシア版納豆)と豆乳マヨネーズが新しく並んでいた。日本の良さがやっとわかったか!と何やら誇らしい気分になった(テンペはインドネシア発だけど)。ちなみにアメリカでのテンペは、日本のより厚めだった。

↑豆乳マヨネーズとテンペ
新しいイヤモールド
事情があり、アメリカで新しいイヤモールドを作ることになった。カウンセリングで今のイヤモールドのつけ心地などを詳しく話し、いろいろな提案を受けながら、素材や形などを決めていった。新しいイヤモールドが届くまでの2〜3週間のあいだは、低反発素材でできた筒みたいなものを補給された。指でぎゅっぎゅっとつぶし、耳穴に差し込む。1分経つと、膨らんで密着する。前のイヤモールドではよく出ていたハウリングが不安だったが、全く見られなくてびっくりした。

↑左:いろいろな形がある
右:低反発素材の代用物(600円)
(上が新品、下が1ヶ月使用したもの)
右:低反発素材の代用物(600円)
(上が新品、下が1ヶ月使用したもの)

↑左が新しいもの、右が古いもの
新しいイヤモールドは感触、見た目共に初体験ものだった。日本では、特に重高度難聴向けの場合、ハウリングを防ぐためにも耳全体を覆うように作られる。私の新しいイヤモールドは、外耳道と耳介の下側のみにあてがわれるようになっている。このほか、耳介の骨格に沿うなど、湿気やつけ心地、コストを考えた改良がなされているようだ。素材は一般的なゴムパッキンやシリコンより柔らかく、耳にぴたっと密着する。在学生だからかもしれないが、値段は6000円と安かった。この一連の出来事は、ろう・難聴者の中での自分の立ち位置を改めて確認するとともに、日本に必要なものは何か少し確信するものとなった。
新学期始まる
日本パワーにアメリカパワーを少し添えて、新学期に突入。
今学期もできることをやるのみだ。




