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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2009年12月生活記録 第4期生 武田太一[2010年01月10日(Sun)]


遅くなりましたが…
新年あけましておめでとうございます。
今年も実りある1年になるよう、
皆さんとともにこれからの発展を願って
日々精進してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。


●学期末試験
12月第3週は学期末試験週間であり、大半の学生が試験に備えていつもより神経がピリピリしていたように感じる。デフセンターでも先生に質問やチューターをお願いしたい学生達で溢れかえっており、なかなか順番が回ってこないほどであった。私が受けた試験の状況は以下のとおりである。

<Reading>
これまでに受けてきた小テストと同じ形であり、リラックスして臨むことが出来た。先生が問題用紙を配るとともにチョコレートを配っていた。「試験中に食べていいんですか?」と聞いたところ「いいわよ」と返ってきた。日本だったら机の上には鉛筆と消しゴムしか置けない上に、神経を張り詰めた状態で試験を受けるのでどうしても肩が凝ったり、神経が擦り減らされたような気になってしまう。アメリカではコーヒーを飲みながらチョコレートを頬張りながら、リラックスして試験に臨むことができた。

<ASL>
ペーパー試験だと予想していたが、これは全くの予想外でなんと先生の家に集まってクリスマスパーティを開いた。パーティ中に生徒それぞれが作成したASL動画の発表や、ASL表現のチェックが行われた。ASL動画はグループか個人で作成するのだが、今回は個人で挑戦した。友人に撮影を手伝ってもらいながら、ろう文化と聴文化の違いについて演じた。収録時間が決められた時間よりも短くなってしまったが、良かったという感想を得られた。

<Writing>
自分にとって難解の試験がこのメインストリームの試験であった。授業に遅れを取っている状態で試験に臨んだため、自分の中では消化不良で終わったように感じる。試験内容は英文法とエッセイであったが、さほど行き詰まりはなく、スムーズに終わった。しかし全体としては自然な英語で書けたわけではないので、今後も課題として残るであろう。

<DeafCultre>
これもペーパー試験と予想していたが、与えられたいくつかのトピックから2つテーマを選び、それぞれのレポートを期日までに書くという課題であった。自分は「メディアにおいてどのようにろう者の生き様を描くか」「ろう社会の中でさらに枝分かれした文化はどう違うか」の2つを選び、それぞれレポートを書いて提出した。これまでに講義の中で聞いたこと、話し合ったこと、教科書を読んで知ったことを書くという集大成だったので比較的取り組みやすかった。

●秋学期の成績
試験が終わった後、新年を迎える前に全ての講義で成績発表がオンライン上で行われた。自分としては納得のいく成績ではあったが、満足はしていない。これも己の勉強不足と自分に言い聞かせ、春学期では満足のいく結果が得られるように、予習復習を怠らず、毅然とした態度で授業に臨みたい。

●クリスマス
日本でもクリスマスのイルミネーションを見てきたが、アメリカでは多くの家庭で自分の家をイルミネーションで飾るほど夜中でも町中がまぶしいほどであった。自分がお世話になっている家でもイルミネーションが飾られ、大家さんも「イルミネーション可愛いでしょ」と誇らしげに語ってくれた。口は悪い(キーボートを打つ手が?)かもしれないが、日本ではキリストを信仰していないにも関わらずクリスマスで盛り上がるという偽善ぶりに対して、アメリカのクリスマスに対する純粋さに改めて感動を覚えた。



イルミネーション木


●院進学準備
いくつかの大学院教授にメールやテレビ電話によるコンタクトを取り、ろう重複障害について学べるプログラムはあるかどうか確認している。ほとんどの大学院でそのようなプログラムは用意されたおらず、自分自身で研究していくしかないと思っている。いずれにせよ、アメリカではろう教育やろう者カウンセリング、ろう者リハビリテーションいうコースは用意されているのでそこで専門的なことを学びつつ、研究を進めていけたらと本望である。
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