2009年11月生活記録 第4期生 武田太一[2009年12月08日(Tue)]
●日々の生活
朝夜は冷えるようになり、大家さんからヒーターの使い方を教えてもらった。これで寒い冬は何とか乗り越えられそうである。冬服を日本からわずかしか持って来ていないため、休みの日にはモールに出かけて冬服を探すのが密かに楽しみになっている。しかし小柄な体格のため、Sサイズでもぶかぶかになるのが悲しいところである。いっそのこと子ども服を買おうかと思ったが、それはやはりプライドが許さない。通学時に駐車場から大学の上の方まで階段が続くのだが、その途中でエビフライが大量に落ちているのを見かけた。なんとよく見たら、松ぼっくりであった(と思う)。こうした自然の産物も国によって異なるという発見に日々楽しませられている。

エビフライ?
●授業への慣れ
以前の報告でも述べたようにこの秋学期では4クラスを受講している。それぞれの授業に関して、予習・復習の仕方など最初のころはなかなか掴めずにいたが、今は順調に講義を受けられるようになってきた。以前は先生の話を聞くことだけで精いっぱいだったが、今はクラスの雰囲気を全体的に見られるようになり、質問の飛び交いや受講態度など目につくようになった。たまに大学生らしかぬ言動が目につくこともあるが、自分も気づかないうちに同じような言動を取っているかもしれないので、気をつけていきたい。
英語を読むときは辞書に助けられながら進めていけるのだが、英語を書くときは時々手話の文法が邪魔をして文法を間違えることがある。例として
アメリカ手話
「why?/I/come/America/I/want/study/English」
「なぜ?/私/来る/アメリカ/私/したい/勉強/英語」(訳)
英語
誤) 「Why I came to the U.S., I want to study English」
正) 「I came to the U.S. because I want to study English.」
「私は英語を勉強したいのでアメリカに来ました。」(訳)
例文がちょっとおかしいかもしれないが、アメリカ手話の場合は最初に「Why」が来ることがあり、そのまま英語で書こうとすると文法的におかしくなる。ろう者が書く英語の傾向にこういうことがあると先生からも説明していただいた。今でこそこの間違いはあまりないが、改めて手話と英語の文法の違いに面白みを感じた。

勉強机
●聾学校見学
祝日にフリーモントろう学校の学校公開があり、見学に行った。自分はろう教育において、幼児・小学生低学年の頃が重要と考えているので、それらのクラスを何回も見に行っていた。また重複クラスの見学もさせていただき、テクノロジーを駆使した授業が行われていることに衝撃を受けた。学校や教室の什器や設備が非常に行き届いており、教育環境としては十分に整っていると感じた。また聾学校教職員のほぼ全員が手話を使うということにも感心した。アメリカの場合は大学でろう教育を専攻した人を中心に採用しているので、ろう教育に関する一定の知識は全員持ち合わせているということになるだろうか。

生徒の作品
●サンクスギビングデイ
11月の第4木曜日は感謝祭であり、毎年この時期は全ての学校、職場もほとんどが休みになるという。大体1週間の休みが与えられるのだが、オーロニ大学は水曜まで講義が行われ、木曜からの4連休のみであった。当日はアジアの友人を集めて、我が家でパーティを行った。それぞれ料理を持ち込んで舌鼓を打ったり、たわいもない会話に花を咲かせたりした。感謝祭といえば七面鳥が有名であり、今回のパーティはそれが出なかったのが残念であるが、楽しいひと時を過ごせた。

いろんな料理




