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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2009年9月生活記録(4期生 川上恵)[2009年10月17日(Sat)]
(秋学期)
   秋学期がスタートした。8月下旬のPlacement(クラス分け試験)の結果、数学とアメリカ手話は問題なかったが、英語の方が、あともう少しというところで。集中英語クラスを受けることになった。よって、履修したクラスはALT70(Applied Literacy Course: Reading and Writing skills),CAP(Learning Strategies and Study Skill)、哲学、それから、言語学である。

(クラス)
   まず、ALT70は文法の復習、アカデミックレベルの英単語の強化を中心に行っている。クラスメートの殆どは、9月のブログで報告したJumping Start Programから知っているメンバーだったので新しいクラスでも、すぐ馴染むことができた。毎クラス、宿題の提出があるのだが、その中で、週一回提出しなければならないラボワーク(自習)というのがある。その内容としては、先生が出した課題本の中で興味がある本を選び、各章ずつまとめるものである。面白いのは、それが文章によるレポートではなく、手話でまとめたのを録画して、毎週提出するところである。つまり、クラスの宿題は英語とアメリカ手話のレポートがあり、両方バランス良く取り入れている。そこにギャロデット大学の教育方針、バイリンガル教育の強さを感じた。英語だけでなく、アメリカ手話でも内容を理解した上でまとめるのは大変だが、ASLでの要約力を磨くのもいい機会だと思っている。

   CAPはアカデミック英語とASL(アメリカ手話)の向上を中心においている。サクセスした学生生活を送るためにはどのようにすればよいかが主な内容であり、それを中心に授業が進められている。CAPの課題本は「Hand of My father」というコーダ(ろう両親を持つ子供:CODA (Children of Deaf Adult)が物心がつくころから青年期に至るまで、著者が両親とどのように過ごしてきたのか、また当時のろう者の背景状況、またその苦労などが説明されている。その書籍は新入生が必ず読まなければならない本でもあり、ろうコミュニティでも推薦されている。なので、ろう者に身近に関わっているいるトピックとして、リーディング力を磨くための課題本としても相応しいだろう。

   授業が始まり早一ヶ月が過ぎた。視覚的な情報保障によるろう、難聴者の為の環境が整えられているギャロデット大学の授業を受けてきているが、その経験を通して気づいた事がある。先生とのコミュニケーションがスムーズに取れても、よりよいろう者の為のろう教育には、手話の技法力を含める指導の資質も必然的に求められる。実際にろう教育の専門ではない私が口にするのはおこがましいことであるが、これまでの経験を通して感じたことである。

(その他)
   秋学期のスタートに合わせて、夏の間、一ヶ月滞在した寮から他の寮に移った。ルームメートはアメリカ人で、社会人としての経験を通して、また今回、大学に戻ってきたそうだ。年齢が近いのとオープンマインドな性格なので、すぐ仲良くなれた。同級生には、高校卒業しての人も多いが、その中で一旦社会に出て、それから学校に戻った人達もいる。色々な経験話を共有しながら、共に励しあう日々である。10月は中間テスト期間に入るので気を抜かずにがんばりたい。
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