2006年9月 生活記録/太田琢麿(1期生)[2006年10月01日(Sun)]
9月に入りいよいよ秋学期が始まった。夏休み中は静だった寮も学生が一気に戻ってきたため、とてもうるさく感じるようになった。また、9月に入ったとたん気温が急激下がってきており、夏から一転し秋に突入したとかんじている。ロチェスターの夏は短いと言われる理由が、この急激な温度変化を通じて強く実感した。そんな中新しい学期が始まった。
今学期の授業構成は大学院(聾教育)の授業、アメリカ手話、スピーキングセラピーと国立聾工科大学の英語の授業を取ることになった。
大学院の授業は、Independent Studyといい、私の研修目的である情報保障の調査を行う授業である。この授業は一対一で行われており、週に一度ロチェスター工科大学の障害学生支援をしている人々へのインタビュー、ロチェスター市内にある大学へ行き聴覚障害学生支援の実態を調査する(3校)、週に一回あたえられる書籍を読み授業でのディスカッションという3つの構成である進められている。現時点で4回のインタビューを終えており、RITの支援がどのように行われているかという点について明確に分かるようになってきた。それだけでなくインタビューを通してRITの職員とも知り合うことができ、新しい情報だけでなく、より具体的な連携方法が明らかになり、ロチェスター工科大学・国立聾工科大学の障害学生支援の組織がより具体的に見えてきた。自分の求めている情報なども少しずつ集まりはじめ、今後の研修の良い土台となるであろう。
アメリカ手話の授業は、春学期違い一般の学生が取るコースと同じコースを受講している。これまでは職員用のクラスを取っていたためレポートなどはなかったのだが、今回のクラスはレポートや、SLI(Self Instruction Lub:手話のビデオやろう文化に関するビデオの閲覧および、手話の練習が出来る場所)へ行き、指定されたビデオを見てレポートを書いたり、聴覚障害者関連のイベントや講演会へ行き感想を書くなど、ただ学ぶだけでなく聴覚障害者との交流を通してよりろう文化を理解していかれるように工夫がなされている。受講している学生のほとんどは、手話通訳学科か、MSSEの学生であるがそれ以外にも一般の学部からも学生が来て手話を学んでいる。まだ知らない単語も多く出てくるため、この授業でよりレベルの高い手話を学んでいきたいと思う。
スピーチセラピーでは、主に発音の練習をするところである。ただ、NTIDで行われているスピーチセラピーは口話教育ではない。スピーキングの練習を通して自分の発音に自信を深めていくなど、明瞭な音声発音以外にも様々なサポートが行われている。このスピーチセラピーではただ発音するだけでなく実際に自分の声紋を見て自分の発音がどのように間違っているのかなどを視覚的に学ぶことも出来る。また、セラピーは学生自身がどのような課題を持っているのか自分で提示し、それをもとにセラピーが行われている。今学期は週に二回このセラピーを受けている。まだ始まったばかりであるが、スピーキングの能力も出来る限り伸ばしていきたいと思う。
最後に英語のクラスであるが現在は国立聾工科大学で行われているReading とWritingのクラスを受講している。これまでの学期はじめは、最初の授業に手話通訳が来るか来ないかと言うことで、いつもドキドキハラハラしながら学期が始まるのであるが、今回は国立聾工科大学のため、先生が手話で授業を進めてくれる。そのような意味で最初から安心して授業を開始することができた。また聴覚障害者の特性に合わせた授業が行われており、余裕を持って英語の学習に望むことが出来るのも国立聾工科大学のメリットだと思う。クラスメートもろう学生のため、授業時には手話でコミュニケーションが出来るため相手から色々学ぶことも出来るようになった。
授業環境が一変し、まだ完全に馴染み切れていない一面もあるが、今の課題を明確にし次に繋げていきたい。
今学期の授業構成は大学院(聾教育)の授業、アメリカ手話、スピーキングセラピーと国立聾工科大学の英語の授業を取ることになった。
大学院の授業は、Independent Studyといい、私の研修目的である情報保障の調査を行う授業である。この授業は一対一で行われており、週に一度ロチェスター工科大学の障害学生支援をしている人々へのインタビュー、ロチェスター市内にある大学へ行き聴覚障害学生支援の実態を調査する(3校)、週に一回あたえられる書籍を読み授業でのディスカッションという3つの構成である進められている。現時点で4回のインタビューを終えており、RITの支援がどのように行われているかという点について明確に分かるようになってきた。それだけでなくインタビューを通してRITの職員とも知り合うことができ、新しい情報だけでなく、より具体的な連携方法が明らかになり、ロチェスター工科大学・国立聾工科大学の障害学生支援の組織がより具体的に見えてきた。自分の求めている情報なども少しずつ集まりはじめ、今後の研修の良い土台となるであろう。
アメリカ手話の授業は、春学期違い一般の学生が取るコースと同じコースを受講している。これまでは職員用のクラスを取っていたためレポートなどはなかったのだが、今回のクラスはレポートや、SLI(Self Instruction Lub:手話のビデオやろう文化に関するビデオの閲覧および、手話の練習が出来る場所)へ行き、指定されたビデオを見てレポートを書いたり、聴覚障害者関連のイベントや講演会へ行き感想を書くなど、ただ学ぶだけでなく聴覚障害者との交流を通してよりろう文化を理解していかれるように工夫がなされている。受講している学生のほとんどは、手話通訳学科か、MSSEの学生であるがそれ以外にも一般の学部からも学生が来て手話を学んでいる。まだ知らない単語も多く出てくるため、この授業でよりレベルの高い手話を学んでいきたいと思う。
スピーチセラピーでは、主に発音の練習をするところである。ただ、NTIDで行われているスピーチセラピーは口話教育ではない。スピーキングの練習を通して自分の発音に自信を深めていくなど、明瞭な音声発音以外にも様々なサポートが行われている。このスピーチセラピーではただ発音するだけでなく実際に自分の声紋を見て自分の発音がどのように間違っているのかなどを視覚的に学ぶことも出来る。また、セラピーは学生自身がどのような課題を持っているのか自分で提示し、それをもとにセラピーが行われている。今学期は週に二回このセラピーを受けている。まだ始まったばかりであるが、スピーキングの能力も出来る限り伸ばしていきたいと思う。
最後に英語のクラスであるが現在は国立聾工科大学で行われているReading とWritingのクラスを受講している。これまでの学期はじめは、最初の授業に手話通訳が来るか来ないかと言うことで、いつもドキドキハラハラしながら学期が始まるのであるが、今回は国立聾工科大学のため、先生が手話で授業を進めてくれる。そのような意味で最初から安心して授業を開始することができた。また聴覚障害者の特性に合わせた授業が行われており、余裕を持って英語の学習に望むことが出来るのも国立聾工科大学のメリットだと思う。クラスメートもろう学生のため、授業時には手話でコミュニケーションが出来るため相手から色々学ぶことも出来るようになった。
授業環境が一変し、まだ完全に馴染み切れていない一面もあるが、今の課題を明確にし次に繋げていきたい。




