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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2009年6月生活記録(岡田)[2009年07月20日(Mon)]
6月は春学期の終了と、5日間の休みを挟んでサマースクールの開始があり、いつもに増してあわただしい月だった。

まず、Governance のクラスではスタンフォード大学の意思決定プロセスをリサーチしたと先月に報告をしたが、今月はそのまとめとプレゼンテーションが行われた。基本的にはパワーポイントを使用してプレゼンするが、私のグループは、「障害のあるなしに関係なく、全員が同じように情報にアクセスできるようにしよう」という意見が盛り上がり、プレゼンの際の音声をパワーポイントに取り込み、それにキャプションをつけて、当日は映画のように行った。臨場感という点ではいま一つの面もあるが、意外に簡単にできたこともあって、今後使える場面では使っていけたらと思っている。

2つ目のクラスの、History and philosophy は、秋から3学期連続でお世話になっている教授の授業である。過去2回はいずれも、毎週のリーディングのまとめなどから成る中間課題まではAを取ってきたが、最後のテストなり、課題なりでポイントを落とし、一段階下の成績になってしまっていた。大学経営という専門的な分野の中で、また日米でシステムが異なる中で、細かい部分まで正確に伝える英語力が不十分であったり、ペーパーの内容が教授の求めるクオリティに達していなかったりとその時々で問題があったためである。しかし、今学期はついにAを取ることができた。自分としては、単にリサーチするだけではなく、それが現在にどのように意味があるのか、現在から見てどう再評価しうるかを書いたことが良い結果につながったのではないかと思う。Ohloneのメンターの先生からもアメリカの大学院は、分析して評価していくことが大切だといわれてきたが、なんとか形になってきたかと感じている。

サマースクールは、論文を書くための教育研究法について扱う授業を履修している。日本では一応「研究法」という講義が設けられていたが、あまりしっかり指導された記憶はなく、また当時は手話通訳はおろかノートテイクも利用していなかったため、あまり理解できなかった授業である。一通り知ってはいるが、穴があるのは否めない。そうでなくても、アメリカの場合、リサーチメソッドにかなり厳格で、院レベルの論文を書く以上、内容以前にフォーマットがきちんとしていないと認められない。その意味で、このタイミングで一からもう一度学べることはいい機会であると捉えている。

このサマースクールでちょうど大学院生活1年が終わるので、良い区切りとなるようにしていきたいと思う。
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