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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2009年4月生活記録(3期生・岡田)[2009年05月15日(Fri)]
今月から新学期が始まった。ついこの前、新学期が始まったのにと思っていたらあっという間に10週間が終わり、ファイナルプロジェクトがあって、また新しい学期が始まろうとしている。クウォーター制のスピード感はすさまじいものである。

今学期も例によって3クラス履修する。History and Philosophy of American Higher Education、Governance of American Higher Education、Diversity in Catholic School である。現時点では、History and Philosophy of American Higher Educationしか本格的に進んでいないので、このクラスについて紹介したい。

昨年の秋に、導入的な科目の中で、歴史的な推移を扱ったが、このクラスでは植民地時代から時代ごとに大学がどう変化してきたか、その裏にある高等教育の考え方はどのようなものなのかという大きなテーマの中で、毎週50〜100年スパンで議論をしている。また、時代ごとの特徴だけではなく、例えばresearchがアメリカの大学でどのように発展してきたか、女子大学の状況は?というようにトピックごとに見ていくともある。

歴史から学ぶこともあるというが、むしろ歴史から学ぶことだらけである。毎週小レポートが課され、各週のreadingからいくつか論点をまとめ、さらに自分でほかの資料にも当たって、読むだけではなく自分なりに分析することが求められるのだが、少し視点を変えれば今の大学教育がぶつかっている課題と状況が似ていたり、またその解決方法や対応が現代に応用できそうだったりと、学ぶことは多い。

また、実際に大学を訪問して、そこの先生の話を聞いたりするField Tripもある。過去2学期に比べて、readingの量も確実に増えてきて大変であるが、いろいろな視点から高等教育というものを考えることができ充実しているクラスである。盛りだくさんで時間がなくなってしまい、一生懸命読んだreadingにまったく触れずに終わってしまうこともあるのだが…。


新学長就任式


幸運にも留学中に新学長就任を目にすることができた。この分野を勉強していなければ、おそらく「あの人が新しい学長かー」くらいしか思わなかったかもしれないが、クラスで学長選出のプロセスや、学長の役割などについて勉強していたので、様々なことを考えながら出席した。例えば就任式での挨拶はただの儀礼ではなく、学長のMissionが込められていて、それをこのような公的な場で発言する影響などを学んでいたので、挨拶の中に多く出てくるキーワードは何なのか?と気にしながら参加した。ほかにも、Board Meeting(理事会)や外部の大学評価機構のミーティングに参加する機会があり、大学経営の奥深さを日々学んでいるところである。

最近思うのは、この大学院のプログラムは本当に大学のすべてを扱っているといっても過言ではなく、それらをすべて消化できればいいが、なかなか難しいなということである。専門職のAdministratorを養成するプログラムであるが、やればやるほど逆にフィールドが広がっていく。普通はある枠組みがあって、専門的になればなるほど、どんどん深化していくものであるが、逆の状況が起こっている。秋になれば、法律・会計も始まる。少し手におえない感があるので、本来の自分の立ち位置とうまく結びつけていきたいと思う。
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