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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2009年2月生活記録 (第4期生 福永梢)[2009年03月19日(Thu)]
 2月24日に誕生日を迎え、27歳になった。一般的に年をとるのは嫌がられているらしいが、私は楽しみである。2月最後の1週間は「誕生日週間」とも言えるくらい、食べに出かける機会が多く、普通のうれしいプレゼント以外に脂肪という要らないプレゼントが最後についてきた。

□クラス  
  2月が半分過ぎると、授業が本格的になってきた。ASLクラスでは、だいたい週1で抜き打ち小テストや手話による発表、その自己評価レポートなどがある。ASLのレベルが上がって、英文をASLに訳する課題がかなり増えた。そのため、病気、感情、交通など日常的なものではあるものの知らない単語がたくさん出てきて、英語のレベルも上がった感じだ。一方で英語クラスでは日常からかけ離れて、学術的なレベルが求められる。前学期とは違って、論点がはっきり見えない文を読んで、筆者が言いたいことをこちらが突き止めなくてはいけない。一般心理学、ろう教育、ろう文化の授業も毎回学ぶことがあって、忙しいけれど充実している。週に少なくとも4冊のテキストを読み進めなくてはいけないのが大変ではあるが、その分わからない単語があっても推測したり、全体の内容をつかんだりするなど、読む力がついてきたように思う。一方で、レベルが高くなる分、「知りたい」「わかりたい」という欲が出てくる。これらの欲を満たせるほどことばの力が伴わないことがとても歯がゆい。まるで「知識をもった赤ちゃん」のような気分だ。ある意味、これからの成長が正直楽しみでもあり、今学期を終えたあとの自分を心待ちに今後も励んでいきたい。

□Dingo Night
  日本と同じく、アメリカでもろう学校の閉校が進んでいる。地元のろう学校の団体Association of Parents, Teachers and Counselors: APTC(APTに教師とカウンセラーが参加したようなもの)はこれに反対しており、署名活動を行っている。その資金集めと兼ねて、Dingo Nightがろう学校で催された。DINGOとはBINGOの進化バージョンである。まず4人1組になって、1人13枚配られたトランプカードの記号・数字が司会の提示カードのと一致したものを取り除いていき、13枚すべて早く一致(これをDINGOという)した人の勝ちというゲームになっている。毎回のことながらいいところまでいくだけで終わったが、手作りのズッキーニのパウンドケーキがとてもおいしかったし、同じグループの1人が別のくじに当たったし、楽しい時間を過ごした。

□THE ROSA LEE SHOW  
  ろう女性、ロザ・リー(ROSA LEE)による一人劇を見に行った。ロザ・リーはデフ・ファミリーに生まれ、聴こえないけれど音楽好きな父親の影響を受けて育っている。彼女の演出と演技は独特で、それでいてテンポよくて、表現の幅がとても広かった。笑いあり、ドラマあり、まじめもありで、会場には子どもから大人までそろっており、みんな楽しんでいるようだった。実は去年2月、オーロニ大学を下見したときに同じ一人劇を見ている。そのときと比べて、だいぶASLがわかるようになっている自分がいて興味深かった。このショーが今年で最後だと聞いてショックではあるが、1年前の自分と今の自分を比較できたのは不幸中の幸いかもしれない。また、ASLクラスの宿題で一人劇のDVDを作ることになっていたので、その参考にもなった。DVDの成果については次回乞うご期待・・!?
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