• もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 7月の生活記録/池上真(一期生) | Main | 2006年8月 生活記録 (2期生 高山亨太) »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
2006年8月 生活記録(一期生 太田琢麿)[2006年08月31日(Thu)]
 8月に入り夏学期の授業も残すことあと2週間となった。授業も総まとめの時期に入り、最終レポートやらプレゼンテーションの準備などで大忙しとなった。特に今回のプレゼンテーションは私にとって初めての英語で行うプレゼンテーションであり、その前の夜はほぼ徹夜で準備を行った。このプレゼンテーションでは、あるスポーツもしくは武道から自分の好きな物を一つ選び、そのスポーツの歴史やルールなどを5分間で行うと言う課題を与えられていた。わたしは、日本で長年たしなんでいる「合気道」をテーマにあげ、スライドを作成した。当日プレゼンテーションを手話で行うか口話で行うか悩んだが、最終的に口話で行うことにした。情報保障として手話通訳者に来ていただいていたが、手話通訳者には学生からの質疑応答の時のみに対応してもらえるようにお願いをした。今回のプレゼンテーションは、なかなか英語の単語が思い浮かばずに困惑したとも多かったのだが、学生や教員からも良い評価を頂くことが出来た。特にそのクラスの教員から、是非合気道を学びたいのでこの近くで学べるところを教えてもらえないかと授業後に言われ、このプレゼンテーションを通して少しでも日本の文化を伝える事が出来たのではないかと感じている。

 またそのほかの授業では、8月の2週目にまとめて期末テストが行われ、さらに第3週目の頭には毎度おなじみのミシガンテストが行われた。やはりミシガンテストは自分にとってはまだ難しく分からない単語なども多かったが以前に比べれば分かる単語も増えていたため、問題を読んでいる間も気持ちに余裕があった。結果はまだ分からないが、前よりは点数が上がっていることを祈りたい。また、このテストの終了と同時に英語学校のクラスも最後となった。

 ミシガンテストの後は基本的に夏休みとなるのだが、私は新学期から始まる大学院の授業に向けて、準備に追われることになった。次の学期には、本格的に私の留学目的である情報保障に関する調査やインタビューが始まるため、その為の資料集めやインタビューの予約を取るなどの準備である。また、今後の流れや授業に関するミーティングなども行われた。来月からはいよいよ留学のテーマに向かって研究を進めていくことになる。

 この8月で六ヶ月間の英語研修が完了した。まだまだ英語能力もASL能力も十分ではない。しかし今まで学んだことを応用し自分の研修で行かしていかなくてはならない。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/26
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント