2008年10月 生活記録(1期生 池上 真)[2008年11月16日(Sun)]
□久々のラーメン
先月、ニューヨークで久々のラーメンを味わってきた。本格的なラーメンを食べたのは、2005年8月の渡米以来である。今回立ち寄ったのは、「せたがや」と博多ラーメンの「一風堂」。おいしいものを食べると幸せを感じるが、西海岸と比べて日本の食べ物が手に入りにくい場所に住んでいる人にとって、そのときの感動は格別だった。また、ニューヨークには「紀伊国屋」があり、日本語の本がずらりと並べられているのを見て感激。あれも読みたいわ、これも読みたいわで読みたい本がたくさんありすぎて、どの本から読み始めようか迷ったくらいだ。日本に帰国した気分になり、店員さんに注意されないかどうか気になりながらも、ほぼ丸一日、座り読みした。おかげで、知らず知らずに溜まっていたホームシックのストレスを払拭できた。今回、DCからニューヨークまでの往復にかかった交通費は約20ドルと安く行けた。また行きたい。
□アジア人としてのアイデンティティ
ラーメンの話ばかり書いたが、ニューヨークへ行ってきた本来の目的は、アジア系アメリカ人で構成される全米規模のろう者団体の集まりに参加するためであった。今受講しているクラスの中に、SWK 752 Practice With Deaf and Hard of Hearing Populations: Macro Interventionsというクラスがあり、そのクラスの宿題の1つとして、あらかじめリストアップされた全米規模のろう者・難聴者団体の中から興味のある団体を1つ選び、その団体の目的や組織、活動内容を調べ、組織に関するモデルや理論を当てはめ、組織の運営について考察を深めるというものである。また、その調査に当たっては、団体の理事会(役員会議)を傍聴することが求められていた。僕は、National Asian Deaf Congress(NADC)を選択し、早速、その団体の事務局に理事会の傍聴の可能性について打診した。事務局がギャローデットの職員であったため、連絡はスムーズに行き、難なく快諾をいただくことが出来た。当日は、全米各地からNADCの理事や来年ニューヨークで開催される予定のアジア系アメリカ人のろう者の大会の実行委員、その他ボランティアの人たちが来ていた。そこに集まっていたほとんどの人がアジア系アメリカ人であったが、親近感を覚えたというよりも、アジア系アメリカ人がこんなにもたくさんいるのかと、新鮮な気分だった。理事会の前に、一人ひとりの自己紹介が行われ、理事や実行委員らのそれぞれの生い立ちや経験を聞く機会があったが、同じ人種であっても、一人ひとりで異なり、同じものはなく、それぞれ色々な想いを抱えながらアメリカで生活を送っているのだということを学んだ。
□寮のアシスタント
寮のアシスタントの仕事についてであるが、単に事務所に待機して学生の生活をサポートするだけでなく、フロアーの掲示板を作成することも業務のひとつに含まれている。一学期の間に3回掲示板を作成することが求められているが、僕は、「ワシントンDCにある世界各国の料理のレストラン」、「日本(Japan)」、「パンク(Punk Culture)」をテーマに取り上げた。また、寮に住んでいる学生同士の親睦を図ったり、知識や教養を深めたりすることを目的として、JASSでASL指導経験のあるTissa氏に「ろう文化に関する東洋と西洋の見方の違い」について講演をしていただいた。どれもよい経験になったと思っている。
先月、ニューヨークで久々のラーメンを味わってきた。本格的なラーメンを食べたのは、2005年8月の渡米以来である。今回立ち寄ったのは、「せたがや」と博多ラーメンの「一風堂」。おいしいものを食べると幸せを感じるが、西海岸と比べて日本の食べ物が手に入りにくい場所に住んでいる人にとって、そのときの感動は格別だった。また、ニューヨークには「紀伊国屋」があり、日本語の本がずらりと並べられているのを見て感激。あれも読みたいわ、これも読みたいわで読みたい本がたくさんありすぎて、どの本から読み始めようか迷ったくらいだ。日本に帰国した気分になり、店員さんに注意されないかどうか気になりながらも、ほぼ丸一日、座り読みした。おかげで、知らず知らずに溜まっていたホームシックのストレスを払拭できた。今回、DCからニューヨークまでの往復にかかった交通費は約20ドルと安く行けた。また行きたい。
□アジア人としてのアイデンティティ
ラーメンの話ばかり書いたが、ニューヨークへ行ってきた本来の目的は、アジア系アメリカ人で構成される全米規模のろう者団体の集まりに参加するためであった。今受講しているクラスの中に、SWK 752 Practice With Deaf and Hard of Hearing Populations: Macro Interventionsというクラスがあり、そのクラスの宿題の1つとして、あらかじめリストアップされた全米規模のろう者・難聴者団体の中から興味のある団体を1つ選び、その団体の目的や組織、活動内容を調べ、組織に関するモデルや理論を当てはめ、組織の運営について考察を深めるというものである。また、その調査に当たっては、団体の理事会(役員会議)を傍聴することが求められていた。僕は、National Asian Deaf Congress(NADC)を選択し、早速、その団体の事務局に理事会の傍聴の可能性について打診した。事務局がギャローデットの職員であったため、連絡はスムーズに行き、難なく快諾をいただくことが出来た。当日は、全米各地からNADCの理事や来年ニューヨークで開催される予定のアジア系アメリカ人のろう者の大会の実行委員、その他ボランティアの人たちが来ていた。そこに集まっていたほとんどの人がアジア系アメリカ人であったが、親近感を覚えたというよりも、アジア系アメリカ人がこんなにもたくさんいるのかと、新鮮な気分だった。理事会の前に、一人ひとりの自己紹介が行われ、理事や実行委員らのそれぞれの生い立ちや経験を聞く機会があったが、同じ人種であっても、一人ひとりで異なり、同じものはなく、それぞれ色々な想いを抱えながらアメリカで生活を送っているのだということを学んだ。
□寮のアシスタント
寮のアシスタントの仕事についてであるが、単に事務所に待機して学生の生活をサポートするだけでなく、フロアーの掲示板を作成することも業務のひとつに含まれている。一学期の間に3回掲示板を作成することが求められているが、僕は、「ワシントンDCにある世界各国の料理のレストラン」、「日本(Japan)」、「パンク(Punk Culture)」をテーマに取り上げた。また、寮に住んでいる学生同士の親睦を図ったり、知識や教養を深めたりすることを目的として、JASSでASL指導経験のあるTissa氏に「ろう文化に関する東洋と西洋の見方の違い」について講演をしていただいた。どれもよい経験になったと思っている。




