2008年9月生活記録(4期生:福永)[2008年10月18日(Sat)]
9月2日、アメリカでの大学生活がいよいよ始まった。20分くらいで着くと思っていた通学路は思いのほか30分と長い。さらに大学敷居に入ると長い坂道と階段が続く。かなりエクササイズになる通学である。おかげで筋肉がついてしまった。ついでに、アメリカの食文化に負けまいと寝る前の軽いストレッチも始めてみた。
【学習】ASLは一段と難しくなるクラスの手前準備、英語はWritingに集中したクラス・スケジュールのもと、学習を進めている。ASLクラスでは、日本語、英語を手話より先に獲得した者としての壁に当たっているところだ。気をつけていても英語の文法に沿った手話になったり、視覚的なイメージがわきにくかったり、今まで以上に視覚的に頼って目が疲れたりする。みんなと早くもっと日常的な楽しいコミュニケーションがしたくて、気持ちばかりが焦る。ASLの先生と相談し、目を使うこととイメージ化に慣れるように授業を構成してもらうなど、いろいろと工夫していただいている。カウンセラーとも相談し、指文字のクラスに参加したり、ろう者との定期的なおしゃべりの場を作ったりしていただいている。英語クラスは、ろう者向けとメインストリーミングの両方を取って、基本固めをしっかりしていきつつ書く力を磨いている。英語の先生が忙しい中丁寧に指導して下さるおかげで、最近は英語で小論文を書くことに少し慣れてきた。あとは語彙力が問題である。TOEFLの勉強も兼ねて、少しずつ増やしていきたい。
【交流】9月初めに、盲ろうの集まりに参加した。初めて触手話を体験したが、思ったより難しくなくすんなりと溶け込めた。さまざまな背景をもった盲ろう者がおられて、自分の視野がまた広がった。交流したうちの1人と友達になり、週1回メールのやりとりをしている。英語のチェックもしてもらえるので、一石二鳥である。9月半ばには、電車やバスの障害者割引手続きの帰り道で、カウンセラーに社会福祉サービス団体のDCARAへ案内していただいた。DCARAは、ろう者それぞれがもつコミュニケーション背景に配慮しながら、彼らの自己決定や自立を促すことを目的としている。さまざまなイベントを行っており、これからも長い付き合いになりそうだ。また、友達に誘われて公園のクリーニング作業に参加した。割れたビンのかけらがかなり多かった。日本ではたばこの吸い殻、空き缶、ペットボトルが多いので、そこでアメリカらしさをしみじみと感じてしまった。この他、地元のろう学校のイベントや友達の集まりなどに積極的に参加して、知識を深めたりASLを磨いたりしながら交流の場を広げている。
【生活】この1ヶ月間は、コミュニケーションの面でストレスが多かった。難しいまたは深い話ができないことは、現状からして当たり前なので特に問題に感じていない。ただ、簡単なことが伝わらなくて授業中のタイムロスになったり、相手と話題を分かち合えなかったりすることが苦しい。ストレスを発散したくても、自分のしたい発散の仕方がなかなかできずに悪循環だった。しかし、友達が気にかけて遊びに誘ってくれたり、声をかけて話し相手になってくれたりして、今はかなり落ち着いてきた。大学院の願書提出、ACT・TOEFL受験手続きなど、来年に向けてやっと本格的に腰を入れて準備ができそうだ。
【学習】ASLは一段と難しくなるクラスの手前準備、英語はWritingに集中したクラス・スケジュールのもと、学習を進めている。ASLクラスでは、日本語、英語を手話より先に獲得した者としての壁に当たっているところだ。気をつけていても英語の文法に沿った手話になったり、視覚的なイメージがわきにくかったり、今まで以上に視覚的に頼って目が疲れたりする。みんなと早くもっと日常的な楽しいコミュニケーションがしたくて、気持ちばかりが焦る。ASLの先生と相談し、目を使うこととイメージ化に慣れるように授業を構成してもらうなど、いろいろと工夫していただいている。カウンセラーとも相談し、指文字のクラスに参加したり、ろう者との定期的なおしゃべりの場を作ったりしていただいている。英語クラスは、ろう者向けとメインストリーミングの両方を取って、基本固めをしっかりしていきつつ書く力を磨いている。英語の先生が忙しい中丁寧に指導して下さるおかげで、最近は英語で小論文を書くことに少し慣れてきた。あとは語彙力が問題である。TOEFLの勉強も兼ねて、少しずつ増やしていきたい。
【交流】9月初めに、盲ろうの集まりに参加した。初めて触手話を体験したが、思ったより難しくなくすんなりと溶け込めた。さまざまな背景をもった盲ろう者がおられて、自分の視野がまた広がった。交流したうちの1人と友達になり、週1回メールのやりとりをしている。英語のチェックもしてもらえるので、一石二鳥である。9月半ばには、電車やバスの障害者割引手続きの帰り道で、カウンセラーに社会福祉サービス団体のDCARAへ案内していただいた。DCARAは、ろう者それぞれがもつコミュニケーション背景に配慮しながら、彼らの自己決定や自立を促すことを目的としている。さまざまなイベントを行っており、これからも長い付き合いになりそうだ。また、友達に誘われて公園のクリーニング作業に参加した。割れたビンのかけらがかなり多かった。日本ではたばこの吸い殻、空き缶、ペットボトルが多いので、そこでアメリカらしさをしみじみと感じてしまった。この他、地元のろう学校のイベントや友達の集まりなどに積極的に参加して、知識を深めたりASLを磨いたりしながら交流の場を広げている。
【生活】この1ヶ月間は、コミュニケーションの面でストレスが多かった。難しいまたは深い話ができないことは、現状からして当たり前なので特に問題に感じていない。ただ、簡単なことが伝わらなくて授業中のタイムロスになったり、相手と話題を分かち合えなかったりすることが苦しい。ストレスを発散したくても、自分のしたい発散の仕方がなかなかできずに悪循環だった。しかし、友達が気にかけて遊びに誘ってくれたり、声をかけて話し相手になってくれたりして、今はかなり落ち着いてきた。大学院の願書提出、ACT・TOEFL受験手続きなど、来年に向けてやっと本格的に腰を入れて準備ができそうだ。




