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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2008年4月生活記録 【第2期 谷口】[2008年05月21日(Wed)]
4月の半ば頃から急に気温が上昇し、日差しの暖かい季節がやってきた。それと共に気持ちも高ぶる季節となり、そのちょうど良い時期にバイリンガルろう教育が行われているろう学校を見学し、色々なことを学んだ。それについては後で述べておきたい。

■インターンシップ

私は以前からあがり症でそれがなかなか直らず、生徒たちの前に立ち、指導することが私にとって非常に辛い試練であり、その度に教師という仕事に向いていないのではないかと思うことも数え切れないほど沢山あった。しかし、担任は私の気持ちを察してくれ、「嫌々でも前に立つという試練に慣れないと、自分の道が閉ざれてしまう。それでも教師を目指すなら自分から破らないといけない。」と厳しく指導して下さったので、日本に帰国する前には少しでも直していきいたい。春学期のインターンシップは来月の上旬で終了する予定だが、担任の指導方法の研究を続けたいと担任に話した結果、夏学期もインターンシップを継続することになった。さらに長いインターンシップとなるが、それなりに楽しんで研究を進めていきたい。

■EDU605
クラスメイトの皆は今学期が教育実習の期間で、ろう学校の小学部で実習をしている。講義内で、そのクラスメイトたちから教育実習についての感想を聞き、それに関する議論の時間が毎クラスに設けられており、そこで印象に残った話とは、生徒から性体験について聞かれたことである。あるクラスメイトは実習先で生徒から「もうセックスをしても良い年頃だよね。実はインターネットで知り合って付き合い始めた人がいる。」と相談され、その質問に戸惑ってしまったそうだ。まだ小学生である相手にどう返答すればいいのか悩んだ挙句、担任に相談したという。インターネットが普及している現在、教育実習を受ける以前にその対応の仕方も大学で学ぶべきではないだろうか。もしくは、実習先で説明会の際に性教育について指導することも必要ではないかと思う。

■ろう学校見学
今月中にバイリンガル聾教育を行っているインディアナろう学校、ニューメキシコろう学校を訪問し、その2校から見つけ出した共通点とは、バイリンガルろう教育が根底にあり、乳児からASLをまず習得させるという考え方を根本に置いていることが各クラスから強く感じられる。また、校長や主任そして半分以上の先生方はろう者であり、どこを見てもASLを使用している光景が見られた。健常者である先生たちも常にろう者たちのことを考え、健常者同士で会話する時もASLを使っているという。

ASLクラス見学の際に、生徒たちの中にインテグレーションで途中からろう学校に入ってきた生徒が1人いた。その生徒は初めは手話に戸惑ったが、1年たった今、ASLをスムーズに使えるようになり、同じろうである友達と楽しく会話している自分が今でも信じられないと本人からお聞きし、成長においてもASLの必要性をさらに強く感じるようになった。

また、校長とご一緒に食事できたことも光栄であり、私の訪問のために多くの先生方が計画を練って下さったおかげで色々な経験が出来た。ここで書ききれないほどそのろう学校から多くのことを学び、そこで得たことを帰国後の大学生活に生かせたらと思っている。



■抱負
来月で最後の学期を締めくくることになる。最後まで休むことなく講義に出席したかったが、都合により4月中にろう学校を見学する必要があり、特に4月下旬はほとんど他の州に飛び回ったために講義を休みを取らざるを得ない状況になってしまった。しかし、ろう学校を見学して得た経験は至って大きいと思っている。カリフォルニアろう学校とロチェスター工科大学の見学が残っており、来月に実施する予定である。
来月はELISOの最後の行事であるキャンプがあるので、それを通して良い思い出を作っていけたらと思っている。また、サマースクールが5月19日から開始する予定で、他の講義はないのでインターンシップに集中していきたい。
Posted by 谷口恵美(第2期) at 08:41 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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