• もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 2008年 1月生活記録 富田 望 | Main | 4期生日本財団訪問 »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
2008年1月 生活記録(第2期生 高山 亨太)[2008年01月24日(Thu)]
はじめに
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。冬休みは、日本で家族や友人などとともに旅行に行ったり、おいしいご飯を食べに行ったりするなど充実した年末年始となり、また新たに留学生活をこなすためのエネルギーをたくさんもらった充実した冬休みであった。

再渡米
大学の講義は、1月22日から開講するが、インターンシップが1月第1週か2週目から開始することが求められていたので、早めに渡米し、1月10日より秋より引き続きChild and Family Services Agency(CFSA)でのインターンシップを再開した。久々にCFSAに戻ると1月初旬に起きた一人の母親による4人の子どもの殺人事件に関するニュースがよくあちこちで聞かれ、現場には重い空気が流れていた。この殺人事件の母親の家族にCFSAも関わっていたとのことで、CFSA内で調査が行われており、関係者の緊張感はピークに達しているようだ。また数人のソーシャルワーカーが解雇されるなど、この事件の影響は計り知れない状況となっている。この事件は、子どもが通っていた学校やCFSA、警察などの公共機関の対応に問題があるとされており、厳しい捜査が行われている。またCFSAも今回の事件を受けて、機関全体のシステムの見直しを進めるなど、アメリカにおける児童虐待対策の現状を垣間見ることができた。年明けから暗いニュースに遭遇したが、今学期から新しく1つの聴覚障害のケースを全面的に担当することになったので、気を引き締めてインターンシップに取り組んでいきたい。

引っ越し
殺人的なスケジュールの大学院生活で、より勉強に集中するために新学期から寮に住むことになり、アメリカ到着当初は、引っ越しと部屋の整理に追われた。おそらく、これから最後までこの寮に住むことになるだろうと考えながら、自分の荷物の多さに驚きながら整理した。いずれ留学生活を終えるときに、日本へ持って帰る荷物の多さに困らないように買い物で無駄遣いしないように注意したり、日本から物を持ってこないようにしたりしないといけないと痛感した引っ越しであった。寮の部屋は、残念ながら一人部屋ではなかったが、短期的ながらも2名のアメリカ人とのルームシェアを楽しんだりした。今は、広い部屋に一人なので何かと落ち着かないが何とか落ち着いて勉強だけはできるようで安心している。寮に住む以上は、大嫌いなカフェテリアでの食事は避けて通れないが、我慢して通おうと思っている。

新学期
1月22日から新しいクラスが始まり、初めてスクールソーシャルワークのクラスを履修し、また以前から強い興味を持って取り組んできた精神障害リハビリテーション領域に関わるアメリカの精神疾患の診断基準であるDSM-IV-TRを学ぶクラスも履修することになり、楽しみなクラスが増えた。新学期の第1週目からシラバスが配布され、講義の進め方や宿題についての説明を受けた後、1日目からさっそく本格的に講義を受けたが、特に水曜日は朝の9時から夜の8時まで講義があり、新学期早々から疲労感が出てきてしまったが、健康第一に早く休み呆けから立ち直って新学期の講義に挑みたいと思っている。なかなか今学期のクラス履修の状況は、また次回の生活記録に紹介したいと思っている。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/159
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント