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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2025年1月「マンチェスター」金本小夜(19期生)[2026年02月09日(Mon)]
みなさんこんにちは。
日本は大雪で大変と聞きましたが、皆様のところは大丈夫ですか?
イギリスもそろそろ水仙やスノードロップが咲き始めました。春までもう少しの予感です。

1月はマンチェスターに行ってきました。
実はマンチェスター大学にはデフセンターというものがあるのですが、そこがさまざまな聾関係のものを集めた小さなデフミュージアムという施設を併設しており、そちらを見学してきました。
最近日本でも開催されたデフリンピック関連のものや、各年代ごとの補聴器や文字起こしのための機械、聾学校の写真など、なかなかバラエティに富んだコレクションでした。
私的に一番貴重かなと思ったのは、重度難聴だったらしいアレクサンドラ女王と、その夫エドワード七世が教会で座った椅子、です。夫婦仲は険悪だったそうですが、エドワード七世も夫としての責務を果たそうとはしていたようで、手話でミサを取り行ってくれる教会を探して二人で通っていたそうです。しかし椅子を比べると、わずかに王の椅子の方が背中が高く、幅が広い作りになっているとのこと…。
またロイヤルファミリーとしては初めて、イギリスの聾者協会のスポンサーとなったダイアナ妃のものも多く飾られていました。

それからチェサムズ図書館、という古い図書館にもお邪魔したのですが、こちらでは17世紀の聾関係の書籍を閲覧させてもらいました。
手話を広めるために作られたパンフレットや、聾者への口話教育の可能性についての本で、これらの原本にアクセスさせてもらえるのは貴重な体験でした。
当然ですが、英語の書体が古いので、まだ写真を撮っただけで読みきれていませんが、300年以上前の人々の考えをこういう形で知ることができるのは素晴らしいなと思います。
図書館自体も、15世紀の寄宿学校を改築して作られた場所なので、素晴らしい雰囲気でした。

マンチェスターは元々産業革命の頃に工業で成り上がった町でもあり、ごみごみした印象は受けましたが、面白いことに図書館がやたらたくさんあり、チェサムズ図書館を含め、ここで日がな一日読書できたら幸せだろうなと感じる図書館が三つも四つもありました。体調さえ良ければ全制覇したかったのですが…。

実は1月はコロナにかかった後、胃炎を併発して、今まだちょっと本調子じゃありません。
暖かくなったら体調ももうちょっと良くなるといいなと思っています。

写真は左から、マンチェスターデフセンター、ミュージアムにあるダイアナ妃のコレクション、アレクサンドラ女王の教会の椅子(ガラクタが乗っているところがイギリスらしい…)、チェサムズ図書館、閲覧した本の一つ The Deaf and Dumbe Mans Friend(1648)
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Posted by 金本 at 09:22 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
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