2025年9月「多様な手話の秋」森本恵実(20期生)生活記録[2025年10月06日(Mon)]
2025年9月「多様な手話の秋」森本恵実(20期生)生活記録
みなさん、こんにちは。9月の生活記録を書きます。韓国では朝晩の風が少しずつ涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になりました。新学期も始まり、久しぶりにキャンパスにも学生たちの活気が戻ってきました。今月は学業に加え、展示会や公演、そしてろう者の体育大会など充実した1ヶ月となりました。
@ 手話文学作品の展示会
7月の生活記録で言及しましたが、7月に撮影した手話文学作品の展示会が、今月開催されました。

自分の作品がスクリーンに映し出されるのを見たときは、不思議な気持ちもあり、これまでの努力が報われたように思いました。自身の作品を観てくださる方々の姿を見て、手話文学を通じて想い届けられる手応えも感じられました。同時に手話の多様な魅力を伝える良い機会にもなれたかなと思います。

A 手話通訳付き演劇〈해리엇〉の観覧
また、〈해리엇(ヘリエット)〉という手話通訳付きの公演も観に行きました。この作品では、出演者一人一人に手話通訳者が付き、通訳も演技の一部として舞台に立つという新しい形式が取られていました。手話が単なる補助ではなく、作品世界の中に自然に溶け込んでいました。このように「視覚的バリアフリーの新しい形」を目の当たりにして、障害の壁を感じず、手話が自然に物語に溶け込んでいて、みんなで同じ世界を楽しめる素晴らしい舞台でした。

B ソウル特別市ろう者体育大会への参加
9月には、年に一度開催されるソウル特別市ろう者体育大会にも参加しました。多くのろう者が集まり、競技を通じて交流する活気あるイベントで、応援の手話が飛び交う光景が印象的でした。スポーツという共通の目的のもとで、年齢や背景を超えて一体感が生まれる瞬間を感じました。

※開会式の様子と配布のお弁当
9月は「手話」という共通のキーワードのもと、芸術・舞台・スポーツと、さまざまな場面でその力を実感する月となりました。
手話文学では「表現としての手話」、〈해리엇(ヘリエット)〉では「芸術としての手話」、体育大会では「交流の言語としての手話」と、それぞれ異なる形で手話が人と人をつなぐ役割を果たしておりました。こういった体験を通じて、手話が単なる言語ではなく、ろう文化やろう社会を豊かにする大切なツールであることを改めて実感しました。
【TMI】
ソウルの中心部から少し離れた恩平韓屋村を訪れました。韓屋の並ぶ通りの後ろには、雄大な北漢山が聳え立っていました。伝統と自然が調和した静かな雰囲気が印象的でした。

ゆっくり散策しながら、韓屋村を一望できるカフェで友達とお茶を飲みながらお話もしてきました。
みなさん、こんにちは。9月の生活記録を書きます。韓国では朝晩の風が少しずつ涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になりました。新学期も始まり、久しぶりにキャンパスにも学生たちの活気が戻ってきました。今月は学業に加え、展示会や公演、そしてろう者の体育大会など充実した1ヶ月となりました。
@ 手話文学作品の展示会
7月の生活記録で言及しましたが、7月に撮影した手話文学作品の展示会が、今月開催されました。

自分の作品がスクリーンに映し出されるのを見たときは、不思議な気持ちもあり、これまでの努力が報われたように思いました。自身の作品を観てくださる方々の姿を見て、手話文学を通じて想い届けられる手応えも感じられました。同時に手話の多様な魅力を伝える良い機会にもなれたかなと思います。

A 手話通訳付き演劇〈해리엇〉の観覧
また、〈해리엇(ヘリエット)〉という手話通訳付きの公演も観に行きました。この作品では、出演者一人一人に手話通訳者が付き、通訳も演技の一部として舞台に立つという新しい形式が取られていました。手話が単なる補助ではなく、作品世界の中に自然に溶け込んでいました。このように「視覚的バリアフリーの新しい形」を目の当たりにして、障害の壁を感じず、手話が自然に物語に溶け込んでいて、みんなで同じ世界を楽しめる素晴らしい舞台でした。

B ソウル特別市ろう者体育大会への参加
9月には、年に一度開催されるソウル特別市ろう者体育大会にも参加しました。多くのろう者が集まり、競技を通じて交流する活気あるイベントで、応援の手話が飛び交う光景が印象的でした。スポーツという共通の目的のもとで、年齢や背景を超えて一体感が生まれる瞬間を感じました。

※開会式の様子と配布のお弁当
9月は「手話」という共通のキーワードのもと、芸術・舞台・スポーツと、さまざまな場面でその力を実感する月となりました。
手話文学では「表現としての手話」、〈해리엇(ヘリエット)〉では「芸術としての手話」、体育大会では「交流の言語としての手話」と、それぞれ異なる形で手話が人と人をつなぐ役割を果たしておりました。こういった体験を通じて、手話が単なる言語ではなく、ろう文化やろう社会を豊かにする大切なツールであることを改めて実感しました。
【TMI】
ソウルの中心部から少し離れた恩平韓屋村を訪れました。韓屋の並ぶ通りの後ろには、雄大な北漢山が聳え立っていました。伝統と自然が調和した静かな雰囲気が印象的でした。

ゆっくり散策しながら、韓屋村を一望できるカフェで友達とお茶を飲みながらお話もしてきました。




