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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2007年 11月生活記録[2008年01月16日(Wed)]
お詫び
 最初に、11月/12月の生活記録が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。

多彩に富んだイベント
 11月はハローウィン、感謝祭、デフイベントとアメリカならではこそのイベントがあり、これをきっかけにアメリカの歴史、文化に触れることが出来た月間でした。感謝祭では私の下宿先の家族が快くパーティに招待してくださったこともあって、アメリカンファミリーの雰囲気も体験してきました。国が違うというだけで、習慣や、マナーどれひとつをとっても、こんなにも違うものなのかと不思議な気持ちになりました。感謝祭が終わったあとの初めの金曜日はBlack Fridayと呼ばれるそうです。その由来、聞いてみれば、感謝祭が終わった後のバーゲンによる店の“黒字”から来ていると。面白いですね!以上、ちょっとした豆知識でした!

DCARAの見学
 FremontにあるDCARA(Deaf Counseling Advocacy and Referral Agency)が運営している施設へ見学に行く機会があり、視察してきました。
 DCARAは地域活動、支援の中心になっており、地域のデフコミュニティの中で大きな役割を果たしています。それぞれ各地域のろう団体(ろう団体といってもすごく分野が幅広いです)、教育機関があり、主に講習・カウンセリングを通して、ろう者の自立生活のため、多岐的な支援を行っています。具体的には、コミュニケーションの補助、弁護補助、情報提供、コミュニティの教育機関による強いサポートなどがあります。DCARAは地域の各団体の支援をスームズにする整備役といったところでしょうか。それぞれの地域によって、力を入れている分野、強い分野などが異なっているそうで、それは日本の地域格差問題、地域の教育力の低下問題を思い起こさせました。このように、対比してみても、各団体などの地域社会、学校機関団体、家庭地域がそれぞれ恊働しあって行くという点、支援対象は違えども、似通ったところ、面白いと思いました。

生活とクラス
 クラスもラストパートまであとわずか、最近の話題は12月の試験のことでもちきりです。最初は必死だったASLでの授業にも慣れて来て、授業に合わせての自習ペースもつかんできました。当然のことながら、きちんとした衣食住あってこその有意義的な学校生活だと実感しています。というのも、最近、気温変化の激しいこの季節のせいか、長期間、体調をくずしがちだったところ、初めての中間試験を向かえ、余裕のない日々をやっとこで終えました。体調管理も勉強するための必要なスタンス、体力、精神力の充実は不可欠ですね。秋学期も残り一ヶ月わずか、12月は体調万全で試験に望みたいと思います。
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