2024年11月「大学での勉強」森本恵実(20期生)生活記録[2024年12月05日(Thu)]
みなさん、こんにちは。11月分の生活記録を書きます。
今月11月は特別な活動への参加はございませんでした。
中間考査が終わったかと思いきや、すぐに期末考査が近づいてまいりました
期末考査は基本的に、12月9日(月)〜12月13日(金)の日程で行われます。
ですが、一部の授業では前倒ししたり後倒したりして行われる試験もございます。
私の場合は、12月6日(金)から期末考査です。
期末考査の科目は、以下の5教科になります。
・日本語文語文法
・映像日本語
・初級専攻日本語2
・中級日本語会話2
・実用日本語作文
今回は『中級日本語会話2』について、お話ししていこうと思います。
こちらの科目の試験内容は、なんと筆記試験ではありません。
教科名から想像できるかもしれませんが、会話による実技試験となります。
実技試験の内容を簡潔に説明します。
・教科書本文の音読(日本人留学生:除外)
・教科書1課〜12課で出てくる単語を見て、日本語ですぐに答える。
(即答性重視、日本人留学生:音読除外の代わりに問題数を増加)
・丁寧な表現の文章を見て、友達言葉(タメ口)に変える。
・グループ会話、発表者と質問者に分けて一定の時間詰まることなく日本語で会話する。
ここでみなさま、ある一つの疑問が生じているのではないだろうか?
聞こえる人たちとどうやって会話しながらこの試験に参加するの?
はい、そうです。手話通訳者の方と同伴し、会話試験に臨みます。
韓国人の手話通訳者ではありますが、幸運なことに日本語と日本手話に精通している方でした。
おかげさまで、安心して明日の試験に臨むことができそうです。(執筆日:12月5日)
『中級日本語会話2』の授業では、グループ別によるプロジェクトも行われました。
グループ別で日本の映画やドラマを考察して動画にまとめる課題があり、
聞こえる方たちは日本語の音声で録音して制作を進めるのですが、
聞こえない私の場合は代わりに、手話によるワイプでの出演となりました。こんな感じです。
実は、手話動画の経験があまりなく、音声や時間に合わせて手話で表現するのに苦戦しました。
全ての撮影と手話動画の編集にまるまる1日費やしてしまいました。
日本語と日本手話は、全く別の言語であると把握はしていたものの、
この手話動画の撮影で、日本語対応手話では表現しきれないことを知り、
日本語と日本手話はやはり別の言語であるということを再認識しました。
例えば「親たちは子供の成績に一喜一憂し、プレッシャーを与えることが多いです」
「親の教育への関与も韓国ほど強くなく」といった文章をどのように表現するのがいいのかすごく悩みました。
ろう者の友達にも聞きヒントを得たり、文章で整理したりしながら撮影を進めてまいりました。
耳が聞こえない私のために、代替でできる方法を提案してくださった先生には感謝しきれません。
おかげさまで、手話撮影を通じて視覚言語と音声言語の違いや手話の多様な表現力など
深く知る良い機会になりました。普段なかなかできない経験にもなりました。
【TMI】
崇実大学の校門前にて、恒例のクリスマスツリーが装飾し始めました。
とても綺麗ですね。
また、11月27日には異例の大雪が降りました。
その時の写真がこちらです。大学校内で撮りました。
韓国は基本的に地下鉄なので、交通麻痺になるのは地上を走るバスか車くらいです。
なので、その日はごく普通に学校に行きました。
急に寒くなってきているので、みなさんもお身体には気をつけてくださいね。
以上です。