2024年6月「イギリスもようやく夏らしくなってきました!」金本小夜(19期生)[2024年07月05日(Fri)]
みなさん、こんにちは。お元気ですか?まだ7月上旬だというのに、東京が早くも35度を超える猛暑日を記録したとニュースで見ましたが大丈夫でしょうか︎
ロンドンも、実は先々週、今年の熱波(ヒートウェイブ)第一陣がやってきました。熱波がやってくると、大体3日から1週間、それまで最高でも20℃しかなかった気温が突然急上昇し、暑い日が続くようになります。そして熱波が去るとまた元の20℃くらいに戻るのです。
今回はまだ30℃止まりでしたが、一昨年は43℃を記録して、空港のアスファルトが溶けただの、電車の架線が熱で故障かなんかして、ロンドンとヨークシャー間の電車が1週間全運休したりだの、大変なことになりました。
イギリスの家はどこも石造り、しかも寒さ対策のために壁の中のインソレーションがしっかりしているので、熱の逃げ場がなく、直射日光が1時間でも部屋に射そうものなら、サウナのように暑くなります。イギリスで数日暖かい日が続くと、日本の木造の家って、本当に熱が逃げやすい構造になっているんだなぁとつくづく思い知らされます。
今年の夏はまだ始まったばかり。一緒に頑張りましょうね…!
さて、今回一番ブログに書きたいなと思っていたのはようやくイギリス手話(BSL)を定期的に勉強できる場所を見つけたことです。大学のBSLクラブは消滅、教室に通おうにもとても払える授業料のものがなく、どうしようかと考えていたのですが、たまたまmeetupというWebサイトに行き当たり、そこでようやくロンドンの手話クラブを見つけ、通うことができるようになりました。
手話に興味がある聴者と難聴者が中心のメンバーで、時々聾者の人も参加するようです。まだ入って数回しか通っていませんが、みんなものすごくウェルカムな雰囲気で、いい場所を見つけられたな!と嬉しく思っています。
ちなみに何か日本の手話を教えてくれ、と言われたので、両人差し指を向かい合わせて折る「こんにちは」を教えたところ、「さすが日本だ、手話までお辞儀するのか」と随分面白がられました。
一方で、今の所一番私がイギリスらしいな、と思っているのはまさに「イギリス」を表す手話で、日本の手話の「今」と同じ、両手でその場を2回ほど押さえる動作をします。BSLでイギリスと言いたい時、世界中どこにいつ行っても、今=イギリス、みたいに表すことになるわけです。さすが大英帝国の手話だなと感じました(笑)
BSLも歴史が古く、最初に手話が使われた記録は16世紀に遡るそうですが、手話で使うそれぞれの言葉がいつどの段階でできていったのかを調べていったらそれも研究としてとても面白そうです。
あと報告として、先月に続き、学会二つ目に参加してみました。今回もオンラインです。いやはや、なんとかやり終えられて、ほっとしています。
実は先日久々に対面で大学の集まり(オリエンテーションみたいなやつ)に行って、やはり集団の中で人の声を聞き取るのがむずかしいなぁとがっくりしていたところなのですが、オンラインでの学会だと字幕の機能が使えるため、対面の時のように相手の話を聞き取れるかどうかの心配がないのがとにかくありがたいです。今回はいくつか場内からも質問があったのですが、質問者の音声がマイクに届かない!というハプニングがあっても、スタッフの人がもう一度マイクのそばで質問を繰り返してくれて、安心感半端ない発表となりました。これから学会参加するときは必ずオンラインにしようかしら…と思うほどです。
時折SNSなどでフォローしている聾の大学スタッフが、(対面の)学会の情報保障ができてない!また手話のスタッフが配置されなかった!などとつぶやいているのを見かけますが、実際手話通訳の配置をお願いした場合、どこまで対応してくれるのか少し気になっています。
さて長くなってしまいました。
また1ヶ月後、色々報告できたらいいなと思っています。
ロンドンも、実は先々週、今年の熱波(ヒートウェイブ)第一陣がやってきました。熱波がやってくると、大体3日から1週間、それまで最高でも20℃しかなかった気温が突然急上昇し、暑い日が続くようになります。そして熱波が去るとまた元の20℃くらいに戻るのです。
今回はまだ30℃止まりでしたが、一昨年は43℃を記録して、空港のアスファルトが溶けただの、電車の架線が熱で故障かなんかして、ロンドンとヨークシャー間の電車が1週間全運休したりだの、大変なことになりました。
イギリスの家はどこも石造り、しかも寒さ対策のために壁の中のインソレーションがしっかりしているので、熱の逃げ場がなく、直射日光が1時間でも部屋に射そうものなら、サウナのように暑くなります。イギリスで数日暖かい日が続くと、日本の木造の家って、本当に熱が逃げやすい構造になっているんだなぁとつくづく思い知らされます。
今年の夏はまだ始まったばかり。一緒に頑張りましょうね…!
さて、今回一番ブログに書きたいなと思っていたのはようやくイギリス手話(BSL)を定期的に勉強できる場所を見つけたことです。大学のBSLクラブは消滅、教室に通おうにもとても払える授業料のものがなく、どうしようかと考えていたのですが、たまたまmeetupというWebサイトに行き当たり、そこでようやくロンドンの手話クラブを見つけ、通うことができるようになりました。
手話に興味がある聴者と難聴者が中心のメンバーで、時々聾者の人も参加するようです。まだ入って数回しか通っていませんが、みんなものすごくウェルカムな雰囲気で、いい場所を見つけられたな!と嬉しく思っています。
ちなみに何か日本の手話を教えてくれ、と言われたので、両人差し指を向かい合わせて折る「こんにちは」を教えたところ、「さすが日本だ、手話までお辞儀するのか」と随分面白がられました。
一方で、今の所一番私がイギリスらしいな、と思っているのはまさに「イギリス」を表す手話で、日本の手話の「今」と同じ、両手でその場を2回ほど押さえる動作をします。BSLでイギリスと言いたい時、世界中どこにいつ行っても、今=イギリス、みたいに表すことになるわけです。さすが大英帝国の手話だなと感じました(笑)
BSLも歴史が古く、最初に手話が使われた記録は16世紀に遡るそうですが、手話で使うそれぞれの言葉がいつどの段階でできていったのかを調べていったらそれも研究としてとても面白そうです。
あと報告として、先月に続き、学会二つ目に参加してみました。今回もオンラインです。いやはや、なんとかやり終えられて、ほっとしています。
実は先日久々に対面で大学の集まり(オリエンテーションみたいなやつ)に行って、やはり集団の中で人の声を聞き取るのがむずかしいなぁとがっくりしていたところなのですが、オンラインでの学会だと字幕の機能が使えるため、対面の時のように相手の話を聞き取れるかどうかの心配がないのがとにかくありがたいです。今回はいくつか場内からも質問があったのですが、質問者の音声がマイクに届かない!というハプニングがあっても、スタッフの人がもう一度マイクのそばで質問を繰り返してくれて、安心感半端ない発表となりました。これから学会参加するときは必ずオンラインにしようかしら…と思うほどです。
時折SNSなどでフォローしている聾の大学スタッフが、(対面の)学会の情報保障ができてない!また手話のスタッフが配置されなかった!などとつぶやいているのを見かけますが、実際手話通訳の配置をお願いした場合、どこまで対応してくれるのか少し気になっています。
さて長くなってしまいました。
また1ヶ月後、色々報告できたらいいなと思っています。