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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2024年度留学奨学生帰国報告会(大阪)、開催終了[2024年06月27日(Thu)]
2024年度留学奨学生帰国報告会(大阪)を開催しました

去る6月23日(日)、昨年と同じく大阪城公園の近くにある大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)を会場に開催しました。日本国内の多くの地域で梅雨前線の雨雲の動きが気になる天候ではありましたが、会場とオンライン(Zoom)併せて60名が集まり、質問も多く寄せられ、有意義な報告会となりました。
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見やすい階段式教室   司会は山本芙由美11期生 主催挨拶は太田琢磨副会長(1期生)


●帰国報告 田村誠志18期生●
「手話言語学:音韻論の世界」
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「大学入学後に手話を習得し、米内山明宏氏の手話に魅了され、手話言語関連知識や研究に興味を持った。
人間の言語には9個の言語特徴があると定義されており、その内の一つ、生産性(さまざまな音素がどのように連動しているかの識別)にあたるのが音韻論。
手話言語のパラメータは、手の形、手の動き、手の位置、手の向き、顔の動き・表情の5つに分類され、ELANソフト(映像や音声ファイルに注釈するソフト)を使って分析される。いくつかの国では、自国のSignBankと呼ばれるデータベースに手話語彙を格納しており、共有データ化されている。これらを大学院で学び、いくつかの手話言語研究プロジェクトに参画してきた。
今後は、日本手話言語研究をテーマに、日本や海外の手話言語のコーパス(データベース)活動や手話構文についての研究を中心に行っていきたい。」


●金本19期生と森本20期生、留学座談会に初登場!●
2023年度から留学支援を開始した金本小夜19期生(英国留学中)と森本恵実20期生(韓国留学中)が留学先からライブで参加し、留学先での様子や目標などを話しました。
日本と海外での暮らしの大きな違いは?という質問には、自己主張の強さや、自らの積極的な行動が必要なことなど第一言語ではない言語圏での生活の大変さと回答。
また、大学内での情報保障は?には、速記(文字通訳)やノートテイクを利用していること等を回答しました。
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参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。


*2024年度 第21期生 募集の準備中です*
今年度の募集開始時期の調整が続いております。準備が整い次第、当ブログ等でご案内いたしますので、もうしばらくお待ちください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:30 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
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