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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2024年3月「〜くれる。〜もらう。の違いとは」森本恵実(20期生)生活記録[2024年04月14日(Sun)]
みなさん、こんにちは。
3月の生活記録を書きます。韓国では3月から新学期が始まりました。

私は日語日文学科に在籍し、日本語の文法や知識について学んでいるのですが、
幼い頃、日本語を習得する上で苦手意識を持っていた文法がありました。
それは、授受表現である「くれる」と「もらう」の使い分けです。

早速ですが、下記の問題、なにが入るのかわかりますか?

1.このかばんは買ったんじゃなくて、父が誕生日に(   )んです。

2.近くの交番で警察官に道を教えて(    )。










正解は、こちらです。
1. このかばんは買ったんじゃなくて、父が誕生日に(くれた)んです。

2. 近くの交番で警察官に道を教えて(もらった)。


「くれる」「もらう」は、人から何かしらの行為を受けて、それに対して感謝の気持ちを持っているときに使う表現ですよね。

この2つにはこのような違いがあります。

「くれる」自分ではない他人から恩恵を授かること
     (行為する人)は(話し手&受ける人)を/に、〜くれる。
     「あげたい」と思う人の気持ちが強く出た行為であり、大事に思う気持ちが込められた行為でもあります。

「もらう」人から必要な物を受け取ること
     (話し手&受ける人)は(行為をする人)に〜もらう。
     自分の方からおねだりする行為により物を無料で提供してもらうといった行為を指します。

1番の問題は、父が私に「かばんをあげたい」という気持ちが強く出ているから「くれる」が正解で、
2番の問題である、私が警察官にお願いしたことで恩恵を受けた行為であるため、
「教えてくれた」という表現は使えないんだそうです。

なんだか難しいですよね。日本語って分かっているのに説明するとなると難しい‥。
それに日本で生まれ育ったろう者たちもこういった使い分けを自然と習得するのは難しいのではないだろうか?
ろう者など情報アクセスやコミュニケーションに困難を抱えている人に、
こういった日本語教育の知識を大いに生かすこともできるのではないかなと思いました。

【TMI】
3月某日、韓国人ろう者と一緒に手話で対応できる美容室へ行きまして、
久しぶりのハイトーンカラーにしました。
江南美容院_6.jpeg
ハングル:「今日、ワイン一杯」
韓国も少しずつ暑くなってきました。
3月中に2回も熱を出してしまい人生で初めての点滴を受けました。
みなさん体調には十分に気をつけてくださいね。

以上です。
Posted by 森本 at 18:41 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
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