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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2023年11月「年末は色々ありました」金本小夜(19期生)[2023年12月08日(Fri)]
こんにちは。
年末も間近になりましたね。
イギリスはもう11月末からクリスマス一色です。
イギリスではクリスマスにはミンスパイやクリスマスプディングを食べるのですが、これがどのスーパーでも山積みになり、街にはクリスマスマーケットが建ち、長く伝統に守られてきた行事だな、というのを肌で感じます。

それにしても11月は浮き沈みのあるひと月でした。
大変だったことの一つは、実は少し体調を崩してしまったことで、11月上旬、ほぼひっきりなしに原因不明のめまいと耳鳴りに悩まされてしまいました。
イギリスの病院のシステムは、まずGPと呼ばれるホームドクターにかかり、そこから専門医に紹介してもらうシステムなのですが、その後の待ち時間が長いことが問題で、聴力検査をしてもらうだけで3週間(この段階で体調不良のピークは過ぎていました笑)、それから耳鼻科(ENT)にかかるまでに、命に別条はない症状だからと最高で1年間待たされると言われ、今ウンザリしているところです… とりあえず、ストレスを溜めたりしないように、適度に頑張ろうと思っています。

その間にもつい先週、私が9月から通っていたBSLのコースが終了しました。みんなやる気に満ちた、楽しいメンバーだったので、コースが終了してしまったのは少し寂しいです。最後の授業では、それぞれBSLに対する思いをポスターにして、みんなの前で発表したのですが、それぞれがBSLを始めたきっかけや、BSLに対する思いがあって、それを知れたのはとても面白かったです。今後どうやってBSLの勉強を継続しようかは今考えているところですが、このコースに通えたことはとても意味のある経験だったと思います。また少し自慢をしますが、Distinction Star(一番いい成績ランク!)が取れたのはとても嬉しかったです。

それから先日は博士課程の昇格審査(博士課程に入った学生は、一年目の終わりにTransferという試験があり、それを通らないと2年目に進めないのです。私のは2月にあります)の模擬試験に参加してきました。本来は定員60人で、学生同士行う内容だったのですが、60人一気に部屋の中で話されたら私は間違いなく聞き取れないな、と思い相談したところ、主催者の教授の方が直々に一対一で対応してくれることになりました。こういう対応の早さはイギリスのいいところの一つだと思います。自分の研究内容について説明し、そこに突っ込んだ質問をされるのに対して延々釈明する練習でしたが、英語脳を使ういい練習にもなった傍ら、自分の研究内容を見直すいい機会にもなりました。

今回は大学のクリスマスツリーの写真を添付しますね。
リーズ大学はなかなか華やかです。

次は年明けの更新になりますが、どうかこのブログを読んでいる皆様が良い年を迎えられますよう。
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Posted by 金本 at 11:27 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
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