2023年1月生活記録【第18期生 田村誠志】[2023年02月07日(Tue)]
皆様、おはようございます、こんにちわ、こんばんわ。
ようやく2023年!
一月の活動記録として...
謹賀新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年をここWashingtion D.Cで迎えることができ無事ホッとしています。新年を迎えた瞬間は友人の家で新年パーティを何件もハシゴしたりしてとても新鮮でしたが同時に疲れました笑。
ですが今年度もまた仲良くしていただける友人たちに感謝です。家族と一緒に迎えるために遠くの州に帰省していた友人からもメッセージがたくさん来ていました。こうしてみるとアメリカは本当に広い...遠くにいる友人に会うために何日間もかけてドライブするのが当たり前とか、ちょっと馴染んでおりませんね...。
新年が明け、数週間後に大学の春学期が始まり学生も戻ってきた時はちょっと嬉しかったです。数週間の感覚とはいえ毎日のように顔を合わせている友人がなかなか会えないものは寂しく感じます。そして当然春学期を迎える準備として、言語学部門の修士課程のためにクラス登録やらシラバスチェックやら予定スケジュールのセッテイングやらGallaudetの学生証の更新やらと大忙しです。もちろん学生だけでなくGallaudetの学生課やオフィスワーカーや先生方も大忙しでした。私の感覚では秋学期よりも春学期の方がとても大変な日々が多いのではないかとELI(English Language Institution)とISSP(International Special Student Program)時代を経てそう思いました。インターンシップやら就職などで...
春学期に入り、大学院言語学部門の必修科目のクラスを登録しましたので少し軽く紹介したいと思います。まだクラスが始まったばかりなので、それぞれのクラスの目的や専門知識をもう少し蓄えた後より具体的に書いていきたいと思います。
四つの必修科目のうち三つの必修科目はGenerative, Cognitive, Phonologyの応用クラスということでそれぞれのクラスにUが付きました。そして最後の一つはProseminarです。
GenerativeUでは話し言葉の言語の普遍的な文法、自然な会話による文法論理をtreeによるアプローチで分析するのを目的としています。その応用としてSign Languageはどのようなツリーの構造で置き換えることができるのかを学ぶことを目的としています。英語と手話言語は文法が異なるという前提で行うのですがASLの語順はSOVだったりOSVだったりSVOだったりとフレキシブルなのですが実は隠された自然な文法の論理的説明があるということを教えてくれました。現在はASLの動画を見てそれぞれのASLはどの品詞なのか、どの英単語なのかを分析する練習でしたが名詞だと思ったらそうでなかったりとびっくりする内容がたくさんあって面白いです。
CognitiveUは私たちが物事や事象を認識し、どのような認知能力で概念化して言語に置き換えるという基礎知識を学んだ上で、より高次的な認知能力の論理的なアプローチ方法を学ぶのを目的としています。例えば普遍的な会話に出てくる単語を注目すると、その単語はどのような認識や概念で構成されているのかを分析します。例として「犬」という単語を出しますが、その「犬」はどんな種類の犬でしょうか?すぐイメージしたのは黒い犬、または茶色い犬、それとも小型犬か大型犬か...いずれも本人が経験した認識能力によって異なります。その「犬」という単語はなぜこんなにも人々と異なるのかを分析すると犬という単語には「symbolic unit」があり「意味論」と「音韻論」によって影響されていると認知言語学者たちは解明することができました(認知言語学者の名前などは別の機会で紹介いたします)。このような基本的な知識を手話言語に応用することによって、手話言語の認知言語学の分析方法を学ぶのがこのクラスの目的です。
Phonologyはさまざまな言語の普遍的な会話から単語を切り取り、最小の音素を分析することで機能や構造の仕組みなどを理解することができます。秋学期で私たちは日本語の発声や日本手話言語の音素は何かという基本的な知識を学び、今学期では実際に自然な手話言語の会話の動画を用いて手話言語に含まれている音素は何かを実際に分析する実技を行うのを目的としています。しかしその前に、手話動画を分析するにあたって定義やどのような記号法や表記法で行われるのかをしっかりと学ばなければなりません。
Proseminar は現在ご活躍されている研究者の方々や講師、博士課程を招いてどのような体験や研究を行っているかなどの体験談を拝聴するというとても素晴らしいクラスです。私たち修士課程の学生は現在受け持っている講義だけで学ぶだけでなく、学外で行われている学会やプロジェクト研究に参加したりすることで多くの経験を得られることもできるのですが、なかなかそんな機会には恵まれません。その機会を共有することを目的とした講義であり、実際にこれから博士課程を考えている生徒や言語学部門を通して研究活動や調査活動などのノウハウを学ぶこともできます。また履歴書や実際に手話研究活動のために臨床実験を行うためのビジネスレビューを得るライセンスのテストを受けて取得をするなど私たちの研究活動をサポートしてくれます。
以上が必修科目のクラスであり次は私と同じく留学奨学生18期生の鈴木さんが誘ってくれた選択科目について説明します。
その選択科目は英語能力向上のためのクラスであり、私たち学生の英語能力をもっと底上げするのをサポートしてくれるのを目的としています。現在四つの必修クラスの教科書や記事などの英語リーディングはとても膨大な作業で大変忙しい日々を送っています。しかしこのクラスは講師と英語の家庭教師が一丸となって、英語能力を伸ばすようにプランや他のクラスの宿題を持参して文法、専門的な単語、リーディングのサポートをしてくれるのです。他にもプレゼンテーションのアドバイスなどもしてくれるので発表の練習にもなるのでとても大いに助かります。
この春学期は前学期と比べ2つほどクラスが増えました。またGenerative, Cognitive, Phonology の担当講師は全員私が受けたことのない別の講師ですので、彼らのASLや講師たちのアプローチやコンセプトを理解しようとしたりとなんとかリーディング作業や宿題、予習、復習をこなしながら頑張っています。
少々長くりましたが今年度の初のブログはここまでにして、これからも私たち18期生のご活躍を見守って頂けるとありがたいです。
では本年度もよろしくお願いいたします。
こちらは日本大使館主催のNew Year Celebrationsという催しです。
和太鼓の演奏はとても体に響きますね!
書き初めができるとは思いませんでした!
ようやく2023年!
一月の活動記録として...
謹賀新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年をここWashingtion D.Cで迎えることができ無事ホッとしています。新年を迎えた瞬間は友人の家で新年パーティを何件もハシゴしたりしてとても新鮮でしたが同時に疲れました笑。
ですが今年度もまた仲良くしていただける友人たちに感謝です。家族と一緒に迎えるために遠くの州に帰省していた友人からもメッセージがたくさん来ていました。こうしてみるとアメリカは本当に広い...遠くにいる友人に会うために何日間もかけてドライブするのが当たり前とか、ちょっと馴染んでおりませんね...。
新年が明け、数週間後に大学の春学期が始まり学生も戻ってきた時はちょっと嬉しかったです。数週間の感覚とはいえ毎日のように顔を合わせている友人がなかなか会えないものは寂しく感じます。そして当然春学期を迎える準備として、言語学部門の修士課程のためにクラス登録やらシラバスチェックやら予定スケジュールのセッテイングやらGallaudetの学生証の更新やらと大忙しです。もちろん学生だけでなくGallaudetの学生課やオフィスワーカーや先生方も大忙しでした。私の感覚では秋学期よりも春学期の方がとても大変な日々が多いのではないかとELI(English Language Institution)とISSP(International Special Student Program)時代を経てそう思いました。インターンシップやら就職などで...
春学期に入り、大学院言語学部門の必修科目のクラスを登録しましたので少し軽く紹介したいと思います。まだクラスが始まったばかりなので、それぞれのクラスの目的や専門知識をもう少し蓄えた後より具体的に書いていきたいと思います。
四つの必修科目のうち三つの必修科目はGenerative, Cognitive, Phonologyの応用クラスということでそれぞれのクラスにUが付きました。そして最後の一つはProseminarです。
GenerativeUでは話し言葉の言語の普遍的な文法、自然な会話による文法論理をtreeによるアプローチで分析するのを目的としています。その応用としてSign Languageはどのようなツリーの構造で置き換えることができるのかを学ぶことを目的としています。英語と手話言語は文法が異なるという前提で行うのですがASLの語順はSOVだったりOSVだったりSVOだったりとフレキシブルなのですが実は隠された自然な文法の論理的説明があるということを教えてくれました。現在はASLの動画を見てそれぞれのASLはどの品詞なのか、どの英単語なのかを分析する練習でしたが名詞だと思ったらそうでなかったりとびっくりする内容がたくさんあって面白いです。
CognitiveUは私たちが物事や事象を認識し、どのような認知能力で概念化して言語に置き換えるという基礎知識を学んだ上で、より高次的な認知能力の論理的なアプローチ方法を学ぶのを目的としています。例えば普遍的な会話に出てくる単語を注目すると、その単語はどのような認識や概念で構成されているのかを分析します。例として「犬」という単語を出しますが、その「犬」はどんな種類の犬でしょうか?すぐイメージしたのは黒い犬、または茶色い犬、それとも小型犬か大型犬か...いずれも本人が経験した認識能力によって異なります。その「犬」という単語はなぜこんなにも人々と異なるのかを分析すると犬という単語には「symbolic unit」があり「意味論」と「音韻論」によって影響されていると認知言語学者たちは解明することができました(認知言語学者の名前などは別の機会で紹介いたします)。このような基本的な知識を手話言語に応用することによって、手話言語の認知言語学の分析方法を学ぶのがこのクラスの目的です。
Phonologyはさまざまな言語の普遍的な会話から単語を切り取り、最小の音素を分析することで機能や構造の仕組みなどを理解することができます。秋学期で私たちは日本語の発声や日本手話言語の音素は何かという基本的な知識を学び、今学期では実際に自然な手話言語の会話の動画を用いて手話言語に含まれている音素は何かを実際に分析する実技を行うのを目的としています。しかしその前に、手話動画を分析するにあたって定義やどのような記号法や表記法で行われるのかをしっかりと学ばなければなりません。
Proseminar は現在ご活躍されている研究者の方々や講師、博士課程を招いてどのような体験や研究を行っているかなどの体験談を拝聴するというとても素晴らしいクラスです。私たち修士課程の学生は現在受け持っている講義だけで学ぶだけでなく、学外で行われている学会やプロジェクト研究に参加したりすることで多くの経験を得られることもできるのですが、なかなかそんな機会には恵まれません。その機会を共有することを目的とした講義であり、実際にこれから博士課程を考えている生徒や言語学部門を通して研究活動や調査活動などのノウハウを学ぶこともできます。また履歴書や実際に手話研究活動のために臨床実験を行うためのビジネスレビューを得るライセンスのテストを受けて取得をするなど私たちの研究活動をサポートしてくれます。
以上が必修科目のクラスであり次は私と同じく留学奨学生18期生の鈴木さんが誘ってくれた選択科目について説明します。
その選択科目は英語能力向上のためのクラスであり、私たち学生の英語能力をもっと底上げするのをサポートしてくれるのを目的としています。現在四つの必修クラスの教科書や記事などの英語リーディングはとても膨大な作業で大変忙しい日々を送っています。しかしこのクラスは講師と英語の家庭教師が一丸となって、英語能力を伸ばすようにプランや他のクラスの宿題を持参して文法、専門的な単語、リーディングのサポートをしてくれるのです。他にもプレゼンテーションのアドバイスなどもしてくれるので発表の練習にもなるのでとても大いに助かります。
この春学期は前学期と比べ2つほどクラスが増えました。またGenerative, Cognitive, Phonology の担当講師は全員私が受けたことのない別の講師ですので、彼らのASLや講師たちのアプローチやコンセプトを理解しようとしたりとなんとかリーディング作業や宿題、予習、復習をこなしながら頑張っています。
少々長くりましたが今年度の初のブログはここまでにして、これからも私たち18期生のご活躍を見守って頂けるとありがたいです。
では本年度もよろしくお願いいたします。
こちらは日本大使館主催のNew Year Celebrationsという催しです。
和太鼓の演奏はとても体に響きますね!
書き初めができるとは思いませんでした!