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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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日本財団笹川会長を表敬訪問[2022年08月04日(Thu)]
日本財団笹川会長表敬訪問

7月21日(木)、昨年11月に留学を修了し帰国した皆川16期生が、本事業の助成元である笹川会長を訪問し、帰国の報告、お礼のご挨拶に伺いました。

皆川さんは、ろう者への医療・看護を米国留学で学び、現在、米国ギャロデット大学の中の健康公平センターで仕事をしながら、日本の国立がん研究センターで研究員を務めるなど米国で学んだろう者に対する健康や医療に関することを日本の中で活かそうと活動しています。

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当日は笹川会長の計らいで日本財団職員で奨学生の先輩でもある川俣さん(左)も同席

「現在、障害者差別解消法など制度面での整備は徐々に進み、合理的配慮の一環で手話通訳が提供される場面も増えてきました。それでも医療者自身の気づきと対応は欠かせないと考えています。例えば、レントゲン検査は通訳者は同室できないケースが多く、息を吸って吐くといった指示が遠隔で行われます。そこで、レントゲン室の電気を消灯/点灯させる、ろう者に1,2,3と指で数えてもらうなど、お互いがわかる、タイミングを決める必要があります。音声中心の医療機関で、ろう者がどのような感覚、言語体験をしているのか、医療者自身が気づき、臨機応変な対応ができるように、啓発パンフレットを作成中です。少しずつ『気づき』を持った医療関係者が増えていくようにしていきたい。」と報告。
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笹川会長からは、「世界の障害者のためにどういう活動が出来るかを常に考えながら仕事をしています。みなさんから知識を頂いて活動しているので、遠慮なく言ってください。これから活躍されることを心から願っています。」と激励のことばを頂きました。

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ご挨拶終了後に、笹川会長と記念撮影
左から -日本財団笹川会長、皆川16期生

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:53 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
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