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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2019年1月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2019年02月07日(Thu)]

一月下旬にアメリカを寒波が襲いましたが、ワシントンDCでは特に大きな被害はなく生活できています。そして、一月中旬ごろから春学期が開始しました。それまでの冬休み期間はニューヨーク州のロチェスターとカナダのトロントの二つの場所へ行き、この場所への訪問は、大変充実した日々となりました。

ロチェスター

ロチェスターでは、主にロチェスター工科大学・NTIDとロチェスターろう学校の見学をしました。ロチェスターにいる間、友人の助けもあり、様々な場所への訪問やろう教育やデフアートについての情報収集をすることができました。更に、去年の夏休みにデフアートに関するワークショップで関わった何人かの仲間とも再会し、少しの期間ですが、Deaf Clubの館内で行われたデフアートの合同制作に参加しました。
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↑お世話になった友人とDeaf Club前にて


・ロチェスター工科大学
ロチェスター工科大学は、聴者の大学ですが、学内にNTID(国立ろう工科大学)というろう者のための大学が併設されており、ろう者のための教育・技術習得の学科があります。
学内には、デフアート・De'VIAに関する作品がいくつか展示されているので、友人にその場所を中心に案内してもらいながら見学して回りました。更に、友人がセッテイングしてくれた、様々な分野のクラスに参加したり、マンツーマンでの授業をしていただきました。また、NTIDの教員から、日本のろう教育をテーマにした講演をしてほしいという依頼があったので、講演も行いました。学生の多くはASL上級者であり、ろう者に関する内容にも興味があるので、講演しつつディベートも行いました。

・ロチェスターろう学校
このろう学校では主にバイリンガル教育で行われています。ここでは、図書室やいくつかのクラスを見て周り、アートクラスの授業の様子も見学させていただきました。
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↑ロチェスターろう学校のマップ


・(デフ)アートセンター
NTIDの館内には、アートセンターがあり、デフアートに関する作品が展示されています。博物館の管理者いわく、デフアートのみを展示している施設はロチェスター大学だけだそうです。そこでは多くの作品が所蔵されており、展示されている作品だけでなく、倉庫に保管されている多くのデフアートの作品も観せていただきました。そこには多くのデフアート・De'VIAに関する作品があったので、大変多くの刺激をいただきました。
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↑NTID内の(デフ)アートセンター


カナダ(トロント)

・Deaf Cultural Museum(ろう文化博物館)
カナダにあるDeaf cultural museumへ行きました。このミュージアムではろう者に関する作品がいくつか展示されています。その時は、展示されていた作品の多くがデフアートの作品であり、ろう学校で作った美術作品やろう者をテーマにした絵本などがありました。
このミュージアムは、先月の生活記録で掲載したカンザスのミュージアムよりは小さめでした。カナダ内でろう者のための博物館はここだけだそうです。
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↑Deaf Cultural Museum


・ろう学校見学
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見学したろう学校は、トロント市内にあり、ここではバイリンガルバイカルチュラル教育で行われています。
Heather(ヘザー)さんと待ち合わせの約束をし、このろう学校で会いました。彼女はろう者であり、カナダの教育省(州ごとにある)のある部門の主任の経験や、ろう学校の小学校校長の経験があります。彼女にろう学校の中を案内していただき、夜からは彼女の友人たちも入れての交流を行い、カナダのろう教育や教育システム、このろう学校のデフアートに対する取り組みについてなど様々な会話や刺激をいただきました。
この交流を通して、アメリカや日本の状況だけでなくカナダの違いについて、新たな学びを得ると共に視野を更に広げることができたように思います。
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↑Heatherさんと。素敵な方でした!

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