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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2018年8月生活記録 【第13期生 橋本重人】[2018年09月07日(Fri)]
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みなさん、ワシントンDCからこんにちは。上の写真はワシントン記念塔(Washington Monument、ワシントンモニュメント)といい、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの名誉ある功績を称えて作られた、大統領記念碑の一つです。

さて、私はこの秋学期からここ、ワシントンDCにあるギャロデット大学に進学することになり、8月20日から一週間かけた新入生オリエンテーションが始まりました。ここは以前通っていたカリフォルニア州のオーロニ大学と違って、英語も手話も早いと聞いたことがありましたが、案の定、噂通りでした。

私が在籍するろう教育専攻の学生のほとんどがろう・難聴(12人中11人です。今年度は珍しくろう・難聴学生が多いそうです)です。ろうの仲間たちとともにろう教育について学ぶことができるのは素晴らしいことですが、皆ネイティブのため、話し合いについていくのに精一杯です。そこで、とにかくそれぞれの学生たちの手話に慣れることが一番だと考え、なるべく皆と個人的にたくさん話すように心がけました。ラッキーなことに、同じ寮に住んでいる仲間が5人もいるので、朝も夜も一緒に過ごしています。
また、ろう教育を専攻している教員もそれぞれ個性的なキャラです。手話が堪能なため、ろう者だと思っていたら聴者だった教授、ナイジェリアから来た教授、穏やかな性格をしている教授、アジア系アメリカ人の教授など。それぞれのクラスも楽しみにしています。

息抜きとして、先週末にワシントンDCの中心部にあるコンベンションセンターで開催されていた、ブックフェスティバルに行きました。メトロ(地下鉄)で着いた会場はとても広く、絵本の読み聞かせやブックトーク、講演までありました。

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会場の入り口近くにとても大きなデコレーションがありました。随分とおしゃれな雰囲気でした。

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メインステージではサイン会や書籍販売、絵本の読み聞かせなど、それぞれのコーナーに分かれて様々な催しが行われていました。


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絵本の読み聞かせではこのようにクッションに寝そべりながら聞く(見る)ことができます。とても気持ちよさそうに話を聞いているなと思って観察したら、本当に眠ってしまっていた人もいました。

最後に、ワシントンDCとバージニア州の間を流れるアナコスティア川で、カヤック体験にもチャレンジしてきました。その日は日差しが強かったのですが、ゆらゆらと揺れる川の上ではそれを感じさせず、非常に気持ち良い時間が過ごせました。リフレッシュすることができたので、気持ちも新たに新しい大学でのクラスを頑張りたいという意欲が湧いてきました。受講するクラスについてはまた次月にお話ししたいと思います。

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