2017年11月生活記録【第13期生 山田 茉侑】[2017年12月03日(Sun)]
みなさまこんにちは。
早いものでアメリカに来てから4ヶ月近くが経ちました。
1)病院関係
今月は、多少痛い目にあいました。その分いろいろと学ばせてもらいました。
実は自転車で自損事故を起こしてしまい、顎を割って病院にお世話になってしまいました。最初に病院のカウンターで、手話通訳もしくはVRI(リレーサービス https://signlanguage.com/vri/)を頼み、断られた時は英語の筆談を覚悟しましたが、いざ診察室に入るとちゃんとVRIが用意されていた時は拍子抜けしました。
カウンターの中と外で通訳に対する認識が違うのか、今となっては謎です。
また、診察の際も、こちらから積極的に質問をしないといけないようです。
「レントゲンの結果はどうですか?」「傷は縫わなくていいのですか?」と聞かないと、必要最低限のこと以外分からないまま終わりそうでした。アメリカンスタイルでしょうか。
また、「傷は残りますか?」という質問に「ずっと残ります。消えることはないでしょう。お気の毒に!」とストレートに言われた時はショックで数週間は引きずってしまいました。医者の言葉一つで患者の気持ちは大きく揺れます。ろうのお子さんを持つ保護者方が、子どもが聞こえないと告げられる時、どんな気持ちでそれを聞いているのか、改めて考えさせられました。
これから留学をされる方は、真っ先に緊急事態が起こった時の対策を大学のカウンセラーに聞いておくことをお勧めいたします。例えば、保険が適応できる病院の場所や、救急車を呼ぶ際保険が使える条件は何か、など。何かがあった時にやらなければいけないことに対してどれだけイメージができるかどうかで、不安の大きさが違います。
また、病院に到着すると、何があったのか、どういう症状なのか、何の目的で来たのかを、いろんな担当の方に繰り返し説明しないといけません。
あらかじめ一生懸命英語でメモしたものを用意しておいたので、質問された時は嬉々としながら印籠の如く見せました。使い回せて大変便利でした。
2)申込書の性の記入欄
ある大学院の願書が、とても素晴らしく、感動しました。
今まで見て来たものは、「男」か「女」という選択肢しかなかったのですが、今回は、自身の性自認を自由に書ける欄が設けられていました。
他の大学院では、「男」「女」「その他」という選択肢が用意されていました。
そういえば、TOEFLのアカウントを登録する時は、こんな欄が出て来ます。
「答えたくない場合」という選択肢がありました。
こういうのも一つの選択肢としてあるといいですね。
大学院の願書以外、例えば外でカードを作る際の申し込みの記入欄には、男女の選択肢しかないところもまだあります。でも、このように大学の申込書から少しでも選択肢が広がると、生きやすくなりそうですね。
3)サンクスギビングデイ
アメリカでは毎年11月の第4木曜日、家族や親戚が一斉に集まってお祝いをする祝日があります。その祝日を「Thanksgiving Day(収穫感謝祭)」と言います。
毎年、オーロニ大学の先生が留学生のために特別にパーティを開いでくれるそうですが、今年は大学側の諸事情による規制のため、無しになりました(涙)
その代わり、アメリカ人知人の家にお邪魔しました。
大きなTurkey。
別の家では、「サンクスギビング」ではなく、「友人交換パーティ」という名目のパーティを開いていました。近頃カリフォルニアでは、サンクスギビングデイはネイティブアメリカンに失礼ではないか、という考え方が広がっており、サンクスギビングデイを祝う家庭が減っているそうです。というのは、かつてネイティブアメリカンは土地を取り上げられ、大量虐殺されてきました。アメリカの白人にとっての感謝祭は、ネイティブアメリカンにとっては悲しい歴史の日になります。
だから、今回お邪魔したお家では、あえて「友人交換パーティ」と名付けていました。参加してみると、みんながみんな初対面でした。でも、トランプ政権の話(全くわからなかった)からTargetでお得に買い物をする方法まで、すごく話が盛り上がりました。まさにろう文化の象徴である「情報共有・交換」を垣間見た瞬間でした。
ベジタリアンに配慮した食事をみなさん持って来ていました。配慮すると、パスタ系がかなり被ってしまうようです。
早いものでアメリカに来てから4ヶ月近くが経ちました。
1)病院関係
今月は、多少痛い目にあいました。その分いろいろと学ばせてもらいました。
実は自転車で自損事故を起こしてしまい、顎を割って病院にお世話になってしまいました。最初に病院のカウンターで、手話通訳もしくはVRI(リレーサービス https://signlanguage.com/vri/)を頼み、断られた時は英語の筆談を覚悟しましたが、いざ診察室に入るとちゃんとVRIが用意されていた時は拍子抜けしました。
カウンターの中と外で通訳に対する認識が違うのか、今となっては謎です。
また、診察の際も、こちらから積極的に質問をしないといけないようです。
「レントゲンの結果はどうですか?」「傷は縫わなくていいのですか?」と聞かないと、必要最低限のこと以外分からないまま終わりそうでした。アメリカンスタイルでしょうか。
また、「傷は残りますか?」という質問に「ずっと残ります。消えることはないでしょう。お気の毒に!」とストレートに言われた時はショックで数週間は引きずってしまいました。医者の言葉一つで患者の気持ちは大きく揺れます。ろうのお子さんを持つ保護者方が、子どもが聞こえないと告げられる時、どんな気持ちでそれを聞いているのか、改めて考えさせられました。
これから留学をされる方は、真っ先に緊急事態が起こった時の対策を大学のカウンセラーに聞いておくことをお勧めいたします。例えば、保険が適応できる病院の場所や、救急車を呼ぶ際保険が使える条件は何か、など。何かがあった時にやらなければいけないことに対してどれだけイメージができるかどうかで、不安の大きさが違います。
また、病院に到着すると、何があったのか、どういう症状なのか、何の目的で来たのかを、いろんな担当の方に繰り返し説明しないといけません。
あらかじめ一生懸命英語でメモしたものを用意しておいたので、質問された時は嬉々としながら印籠の如く見せました。使い回せて大変便利でした。
2)申込書の性の記入欄
ある大学院の願書が、とても素晴らしく、感動しました。
今まで見て来たものは、「男」か「女」という選択肢しかなかったのですが、今回は、自身の性自認を自由に書ける欄が設けられていました。
他の大学院では、「男」「女」「その他」という選択肢が用意されていました。
そういえば、TOEFLのアカウントを登録する時は、こんな欄が出て来ます。
「答えたくない場合」という選択肢がありました。
こういうのも一つの選択肢としてあるといいですね。
大学院の願書以外、例えば外でカードを作る際の申し込みの記入欄には、男女の選択肢しかないところもまだあります。でも、このように大学の申込書から少しでも選択肢が広がると、生きやすくなりそうですね。
3)サンクスギビングデイ
アメリカでは毎年11月の第4木曜日、家族や親戚が一斉に集まってお祝いをする祝日があります。その祝日を「Thanksgiving Day(収穫感謝祭)」と言います。
毎年、オーロニ大学の先生が留学生のために特別にパーティを開いでくれるそうですが、今年は大学側の諸事情による規制のため、無しになりました(涙)
その代わり、アメリカ人知人の家にお邪魔しました。
大きなTurkey。
別の家では、「サンクスギビング」ではなく、「友人交換パーティ」という名目のパーティを開いていました。近頃カリフォルニアでは、サンクスギビングデイはネイティブアメリカンに失礼ではないか、という考え方が広がっており、サンクスギビングデイを祝う家庭が減っているそうです。というのは、かつてネイティブアメリカンは土地を取り上げられ、大量虐殺されてきました。アメリカの白人にとっての感謝祭は、ネイティブアメリカンにとっては悲しい歴史の日になります。
だから、今回お邪魔したお家では、あえて「友人交換パーティ」と名付けていました。参加してみると、みんながみんな初対面でした。でも、トランプ政権の話(全くわからなかった)からTargetでお得に買い物をする方法まで、すごく話が盛り上がりました。まさにろう文化の象徴である「情報共有・交換」を垣間見た瞬間でした。
ベジタリアンに配慮した食事をみなさん持って来ていました。配慮すると、パスタ系がかなり被ってしまうようです。