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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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渡米後の挨拶 【第13期生 橋本 重人】[2017年08月18日(Fri)]
 13期生の橋本重人です。渡米して初めての投稿です。もう10日経ったのに、まだ時差ボケで苦しんでいます。

 8月8日のお昼にサンフランシスコ国際空港に無事到着しました。到着して早々、さまざまな人に出会うことができました。
 まず、入国審査で待っている間、山田さんと話しているとある女性が国際手話で話しかけて来ました。「あなた、どこの国から来ましたか?ぜひ、この人たちと交流をしてほしいです」と言って来ました。この人たちとはDeaf Blindness(視覚と聴覚の両方の障害のある方)で、韓国から来たそうです。Deaf Blindness3名と、通訳者3名の6名でした。日本で盲ろうの方と触手話で話したことがあるのですが、国際手話(たまにアメリカ手話)で話したのは初めてでした。Deaf Blindnessたちは今週末に行われるDeaf Blind Campに参加するために渡米して来たそうです。3名とも山田さんと橋本が留学するために渡米して来たと伝えると、大変驚いて「大学で勉強はついていけるか?」「アメリカ手話はわかるか?」「聞こえない学生は他にもいるか?」など積極的に質問して来ました。私たちはしどろもどろになりながらも、できる範囲で答えました。(後で、ちゃんと答えられたかなぁと後悔・心配になったのですが、くよくよ考えても仕方ないですね)彼らと最後にお別れするときに「お会いできてよかったです。」「頑張ってください!」と力強く握手してくれたのが印象に残りました。緊張しまくっていた為、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。下手ですが、イラストを描いてみました。

       s_img081.jpg

 次に、サンフランシスコ国際空港で山田さんのこれからお世話になるホストファザーさんに迎えに来てもらいました。出口で待っていると子ども2人(幼稚園児と小学生)も一緒に来ていて、ずっと大人のアメリカ手話ばかり見て来た私にとって新鮮なものでした。そうです、上の子がろうなんです。2人とも小さな手でたくさん話してきて、可愛いと思う反面、会話の内容が読み取れない!と焦りました。子どもたちは大人と違ってまだ相手に合わせて話すことが難しかったのです。私たち二人ともエネルギッシュな子どもたちに負けるものかと日本で学習して来たアメリカ手話・ジェスチャーを駆使してたくさん話しかけました。親子の会話をこんなに身近で見ることができたことはとてもラッキーでした。ろう教育を学ぶ私たちにとって、とてもいい経験になりました。

       s_img082.jpg


 このように、渡米して早々たくさんの人たちと交流することができました。これからの1年間が楽しみです。色々な人々と交流して色々なことを吸収していきたいと思います。1年間頑張って英語とアメリカ手話を勉強して来ます。

          s_IMG_8955.jpg

 これから1年間暮らすところはオーロニ大学からそんなに離れていないところです。徒歩25分ぐらいで大学に着くことができます。

 それでは、また報告します。
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